海へのことば
今は・ナンドキ・ナンノトキ
今のトキの流れには、殊の外厳しいものを感じます。気温の低さであったり、雪の多さであったり、突如夏日になったり、大雨や洪水や地震ー。しかし、今はなにより「新型コロナ」の跳梁跋扈でしょうか。
新型コロナ・・自然由来のものであるのか、人為的なものであるのか、これは永久に種明かしはされないものだと思われますが、「疫病」というものがこうまで「私たちの日々を変え」「苦しませ」「分断させ」・・ようとは、うかつにも想像しないことでした。
ロックダウン、緊急事態宣言、三密回避、マスク、手洗い、ソーシャルディスタンス、会食制限などなど、「集うこともできない」「国内旅行もままならない」「まして、海外旅行など・・」という具合ですから、「人間関係がなかなか築けない」「動けない」「動かない」「仕事がない」「学校にも行けない」・・ときています。
この、これらの、「これまでとは『真逆』のススメ?」ってなんだろう。ナンノタメだろう。過去にもいくつかの疫病が襲ったとのことですが、世界の多くの人命が失われ、生活や文化が変えられたのだと聞きます。ナゼダロウ・・。
私たちは、いまその渦中にあるのですね。国という存在が、政治が、学説が、メディアが、庶民生活が、こうまで「脆いものだ」とは思わないことでした。
こういうトキに「同人誌」なのか・・。という声が聞こえないではないのですが、この奇妙な「トキ」でも、曲がりなりにも発行しようという意志は消えていません。今後の展望については、どうなりゆくものか推移を待たねばならないようですが。ほんの先ほどまで、「福岡天神で集い、東京で集い、親しく意見交換をし、二次会にも、三次会にも行き」といった日々のあったことが、今は信じられない「夢幻の如く」であります。
ともあれ、このコロナが何とかおとなしくなり、往来が自由にでき、意見交換が存分にできる「トキ」が「早く巡ってくる」ことを願ってやみません。
有 森 信 二(2021.5.1)
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