第二期海のデータ

2024.01.01
以降
 
(海第31号)に寄せられた感想・意見(抄))

海へのことばの部
笹原の「海へのことば」
・いただいた「蘭の鉢植え」は在りし日の母が水をやり、育てていたもの。
・突然母が亡くなり、引っ越すことになったが、鉢植えも持ってきた。
・母の命だと思い、水をやっていると全ての花が咲いた。奇跡だと思う。が、しかし、翌年は土に帰ってしまった。
・これは、土に帰った母からの「命のリレー」だと思う、と。この間の成り行きを抑制したことばで表現しているだけに、母への思いがより深く感じられ、「命のリレー」だということばが鮮やかに生き、新たな覚悟を示しており、すばらしい。(AS氏)

詩の部
群青の「きょうのランチあしたのランチ」
・自分たちは空蝉の抜け殻としてしか生きられない、という呻きが伝わってくる。
・命に寄り添うと喧伝しても、化けの皮が剝がれればどうなるものやら、と呟く。こんな思いで人は生きているのではないのか、と問いかけている。(OT氏)

有森の「虚血性心不全」「無明」
・切なく胸に迫ってきた。
・カタカナの表記も読み手を集中させる。(TM氏)

俳句の部
松本の「空の端」
・空の端の名もなき我にも初明かり 虫の音は虚空はるかに行き戻る 柿葉落つ一片の舞い至芸とも などが目についた。(HY氏、TM氏)

小説の部
高岡の「妄想日記」
・多彩な「妄想症候群」を知り、事例の多さに感服した。
・労作で、読み応えがある。
・作者のとどまることのない好奇心に感服。筋書きも巧みである。(HT氏、AS氏)

天津の「小説妄想卿」
・男色、小児性愛がナルシズムに相関していると、初めて知った。
・沈黙の重みと、微笑と、静かな眼差し・・の美しさの表現がすばらしい。
・ところどころに、ありふれた常套句が使用されているのが惜しい。(HT氏)

有森の「空に返す」
・一読感嘆。火事の場面圧巻。
・人物描写、自然描写がよい。
・文章も、緻密かつ的確だと読んだ。(HY氏、HM氏、IS氏、SY氏、SS氏、WN氏、HT氏)

牧草の「再会」
・小説らしい作品である。
・過去を知られたくない者が、わざわざ公人に会いにいくだろうか?
・しかし、普通でないことを描くのが小説の妙ではある。(HT氏) 

井本の「暴走の海ければ」
・芸術性の高い作品である。感動した。
・華麗な言葉に、ストーリーの面白さも加わっている。
・旺盛な創作意欲に圧倒された。作品として秀逸である。(HY氏、TR氏、IY氏、IT氏、M氏)

海全体の部
・レベルの高さを感じた。充実している。(MM氏、SS氏、HT氏、(SY氏)
・「あとがき」に感じるものがあった。(HM氏、FO氏、ST氏、TY氏)
 
2024.01.01
以降
  
(海第31号への評)
・2024.2.14西日本詩時評で、群の「きょうのランチあしたのランチ」が紹介された。
・2024.2.29西日本文学展望で、有森の「空に返す」、高岡の「妄想日記」が紹介された。
 
2023.11.14  『季刊文科』第94号「令和5年(2023)冬季号」に、群 青の詩「出かける前に踊りたい」が、同誌同人雑誌季評において、「奴隷という常態」というタイトルで、2頁にわたり紹介、解説がなされた。
2023.10.27  松本の句「秋風や風のうしろに誰もゐぬ」が、令和5年度芭蕉蛤塚忌全国俳句大会で、准賞(佳作の1つ上)に入選した。(投句数 2,394句) 
2023.08.16  井本の「エゴイストたちの告白 第七話『贖贄庭園』」(『海』第30号掲載作)に対し、新潮元編集長から感想が寄せられた。
2023.07.07  「季刊文科」第90号(2022冬季号)の「同人雑誌季評」で、群の作品「朝日のなかで」(『海』第28号掲載作)を、「不能の測定」というタイトルで、5頁にわたって紹介、解説がなされた。 
2023.07.04  「文芸思潮」2023夏号の「全国同人雑誌評」で、次の作品が紹介された。(『海』第28号掲載作)
・井本の「虚空山病院」、中村の「幼年期 郷原直太の場合・その壱 じっけん(前篇)」
2023.07.01
以降
 
(海第30号)に寄せられた感想・意見(抄))

30号発行記念小特集の部
・『海』の過去、現在、未来~脈々と続いていること、深く心に染みた。(IS氏、TY氏)
・『海』の文学道に対する決意を見、感動した。(HT氏)
・群の「海が」は無駄のない言葉での刈り込まれた作品。現代の海の問題を表現している。味わい深い。(TM氏)

詩の部
群の「出かけるまえに踊りたい」
・「ときどき母がやってきてはなすんだという」はⅠ、Ⅱだけでなく、シリーズで書いてほしい。そうすれば、読み手の興味をより引くと思うし、より深い世界が表現できると思う。(TM氏)


散文詩の部
天津の「密室薔薇言葉 ほか」
・きっちりとしたシアトリカルな言葉で綴られている。(OT氏)
・どこか懐かしい、人間の業の広さと深さを味わった。(OT氏)
・混沌として、純な詩魂。(OT氏)


俳句の部
松本の「春愁」
・碧空に十日抱かれ桜散る ほか2句がよかった。(TM氏)


出版の部
「天津氏 写真集を刊行『天津孔雀の朗唱演戯』」
・見開きでの紹介に感動した。(UT氏)


招待席の部
高野の「金沢おでん」
・印象に残っている。(HY氏)

小説の部
井本の「エゴイストたちの告白 第七話『贖贄庭園』」
・骨太い、純文学作品。感動した。読み応えのある作品に出合い、自分の胸に燃え広がるものを感じた。(HY氏、ON氏、HT氏)
・外界を拒み、日常や俗世から隔絶された空間が構築されている。深淵な闇と、それを突き抜けたあるかなきかの光の希求に溜め息が出た。(TR氏)
・友人Sへの憧憬と別れ、ロマン溢れる中にもミステリアスな香りが漂い、グイグイと引き込まれた。絵画を観るような、詩歌のような文章がとてもよい。(FR氏)
・大胆に自分の世界へ、象徴の世界へ歩を進めている。(FT氏)
・想像力の世界で作り上げた作品、見事だと思う。(NN氏)
・人間のおどろおどろしい面まで覗かせる大作。生と死、生きるとはなにかを考えさせくれる。(MK氏)
・青春の美と醜が、粘着力のある文体で描かれていて、惹かれた。(IS氏)
・堂々の耽美の世界を堪能した。(WN氏)
・丁寧に書かれている。筆力に圧倒された。(MH氏)
・演説調になっている点が惜しい。会話を増やし、情景まで書き込んでほしい。(MK氏)

高岡の「疲れた女神」
・幻想的な作品。面白く読ませてもらった。(WN氏)
・印象に残っている。(HY氏)
・一枚の絵に魅了された男と、そのモデルになった女の怨念を、巧みに描いている。心理描写、風景描写、ストーリーの展開がすばらしい。(AS氏)

有森の「ワンモアタイム」
・死は忌まわしいもの、ととらえていないところがよい。本人にも、成り行きが微かに見えていたのかもしれない、というところもよい。(HT氏)
・切迫感が強く描かれていて、読むのを止めることができなかった。葬儀社の青年にも糸が伸びているのが作品を引き締め、効果的だと思った。(HM氏)
・作者にとっては、大切な作品になっただろう。タイトルだけで、涙した。通じて、温かみと、清らかともいえる天上の響きがあった。(IS氏、SY氏)
・若い命の突然の終わり。それを知った両親の驚きと悲しみが、抑えた文章で粛々と記され、それだけに胸を打たれる。(WN氏、TM氏)
・若者の突然死という現実を、静かなタッチで描いている。(TK氏)
・作者には書き残しておきたい作品だったのだろう。作品として昇華させている。(NN氏)
・子供の突然死についての悩みや、社会への問いかけがあった方がよい。(MK氏)

海(作品)の全体について

・節目を迎え、同人の方々のたゆまぬ努力に頭が下がる。(TM氏)
・いつもながらの充実した内容に、編集の尽力が伝わってくる。(HM氏)
・年2号をきちんと発行しているということに、敬意を表する。(ST氏、NY氏)
 
2023.07.01
以降
 
(海第30号への評)
・2023.7.14西日本詩時評で、天津の「夢の腐食」「密室薔薇言葉」が紹介された。 
2023.03.26  ・.天津が、東映のオーディションに合格したとのこと。(本人からの連絡)
・4月から、東映俳優養成所所属の俳優になる。
 
2023.01.03  ・.第27回NHKハート展入選者が発表された。
・笹原の詩「追憶」が入選した。
・応募作品は3,009編で、入選は50編となっている。
 
2023.01.01
以降
(海第29号)に寄せられた感想・意見(抄))
エッセイの部
・上水の「やなぎかげ」
 山頭火、球磨焼酎・・の話に興味を抱いた。(HT氏)

詩の部

・笹原の「ことし ほか」
 悲しみがまっすぐに伝わってきて、胸に刺さった。(TM氏、HM氏)

・群の「八月の砂地」
 心の機微を、易しい言葉で歌いあげている。(OT氏)
 心に残る詩である。(TM氏)
 この詩人の人柄に魅かれる。(HT氏)

散文詩の部
・牧草の「愛するあなたへ」
 一独身女性の感覚がわかったような気がする。(HT氏)
 
登場する作家名はアルファベットではない方がいい・・(HT氏)

俳句の部

・松本の「風は誰」
 心に残る句が数点。しっとりと、しかも枯れた感じがよい。(HY氏、TM氏)

評論の部
・赤木の「犯罪と二人の批評家」
 昨今、こういうテーマの作品を見ない。参考になった。(ST氏、HT氏)

小説の部
・高岡の「冷たい夏」
 安定した筆遣いで、安心して読ませる。(IS氏)
 読んで身につまされた。男のかなしさ、孤独、書くということ・・(IS氏)
 ミステリアスな展開に、独自性を感じる。(TR氏)
 ヘルパーの裏に持つ毒を、さらりと出したところがよい。(SJ氏)
・有森の「グッド・ラック」
 意欲作であるが、書き足りないという感がある。(MK氏、MM氏)
 若い感受性を表に出したところと、老獪な政治問題を持ち込んだところがうまくさばけていない。(MM氏、HM氏、SY氏)
 私という主人公の影が薄い。(SY氏)
 エンディングが、決まらなかった。(SJ氏)
・井本の「白羊の虚囚夢」
 凄い作品。まさに純文学の世界。(HY氏、NY氏)
 文体の魔術が、草花の根の触手のように伸びてきて、脳髄を侵されるほどの読書体験だった。スケールの大きい幻想的な冒険譚である。(TR氏、NY氏)
 この異能の作家が、正当な評価を受ける日を待ち望む。(TR氏)
 紛うかたない傑作である。想像力を駆使した力作である。(TR氏、NN氏)
 正直、よくわからないところもあった。(SN氏)

招待席の部
・天津の「蝶 愛ずる少年」(散文詩)、「こんにちは」(掌編小説)
 興味を惹かれた。独特の美学を感じた。(FO氏、HM氏、SY氏)

海(作品)の全体について
 充実した力のある作品が揃っている。(IS氏、HY氏、HM氏、WN氏、HT氏)
 活力と持続力がすばらしい。(HY氏,IS、HM氏、ST氏)

2023.01.01
以降
 
(海第29号への評)
・2023.1.25西日本詩時評で、群の「八月の砂地」が紹介された。
・2023.3.31西日本文学展望で、高岡の「冷たい夏」が紹介された。
 
2022.12.12  『天津孔雀の朗唱演戯』「-私をきれいといった男はみんな死ぬ-」が、「(株)日本写真企画」から発刊された。(天津孔雀・写真集)
2022.07.01
以降
 
(海第28号)に寄せられた感想・意見(抄))
エッセイの部
・上水の「砂ぼこり」
 浅川マキの歌はいい曲。共感する。(HT氏)

詩の部

・群の「朝日のなかで」
 自分と自分自身、そして自分と言葉との、「角突き合わせた交響詩」のようだ。(OT氏)
 たくさんの登場人物が鮮やかに描かれており、読み手もともにその世界を覗いているような気にさせられる。(TM氏)
・牧草の「愛しの『ユーチューブ』ほか」
 リチャード・クレイダーマンの曲を思い出しながら、共感することができた。(TM氏、HT氏)

俳句の部
・松本の「払暁」
 心に残る句が数点。しっとりと、しかも枯れた感じがよい。(HY氏、TM氏)

評論の部
井本の「アルチュール・ランボー小論」
 物語性に富み、読者をランボーの精神と実生活に否応なく誘う。(IS氏)
 文学的詩精神の真髄を知るための優れた教材にもなる。(IS氏)
 ランボーへの衰えぬ熱い情熱には感心する。(NY氏、TM氏)

小説の部
・高岡の「幻聴」
 安定した筆遣いで、安心して読ませる。(IS氏)
 作者が抜群のストーリーテラーであるからこそ、弁護士の心を混乱させてしまったことについて、今少し深堀してほしかった。(SJ氏)
 弁護士の男が心身に不調をきたすも、娘の支えもあって回復するまでの話が、細かい心理描写でよく描かれている。(HT氏)
 ラストの汽船と海鳥の心象風景も、回復のイメージとして分かりやすい。(HT氏)
・有森の「灘」
 周囲との関係がはっきりしないが、感情移入させる巧みさあり。(IS氏)
 自然の描写から、重たい物語に入っていくところが巧みである。(IS氏)
 躍動感あるリアルな表現に引き込まれた。(HM氏、NS氏、SJ氏)
 「野良猫」と「ミミズ」の存在が効いている。(HM氏、MM氏、HT氏)
・牧草の「ある恋愛の顛末」
 スタンダールやバルザック的な描写論を越えて評論を交えている。(IS氏)
 箴言なども用い、結婚の破綻の原因が、彼女の鼻の整形だったという工夫されたストーリーに纏められている。面白く読んだ。(HT氏)
 音楽鑑賞と女性の性格を結び付け、面白く読ませる。(IS氏)
・中村の「幼年期-郷原直太の場合・其の壱 じっけん-前編」
 文体に勢いがある。(IS氏)
・井本の「虚空山病院」
 「死霊」ので出だしを用い、読む者の意表をつく。(IS氏)
 精神病院の院長をめぐる女性との愛の関係を、濃密に語る。(IS氏)
 構成もゆるぎなく、陰鬱さの中に人間のロマン性を描いた力作である。(IS氏)
 作者の才能の豊かさを堪能できる。(IS氏)
 池の描写が一番印象に残った。この作品の中心テーマ「哀しみ」を象徴している。(MT氏、NO氏)
 一編の交響曲シンフォニーを感じさせる。(FT氏)
 三つの告白を紡いで、阿明といういう人物を浮き彫りに仕上げた手法はみごと。久しぶりに「歯ごたえ」のある作品に出合った。(HY氏)
 語り手が変わっていくところには、やや違和感をもった。(NY氏、HT氏)
 安楽死、老人医療、先端医療、医師のモラルなど今日的な問題にもテーマを広げた、意欲作である。(NY氏)
 医学的エピソードが盛り込まれており、よい用い方だと思う。(HT氏)
 厚みと深みを増した井本ワールドの展開を喜びたい。(NY氏)

海(作品)の全体について
 実体験がベースになった「告白体」が「海」の特色であろうか。(FO氏)
 相変わらず、充実した力のある作品が揃っている。(IS氏、HM氏、WN氏、TS氏)
 活力と持続力がすばらしい。(HY氏、NS氏、HM氏、SJ氏)
2022.07.01
以降
 
(海第28号への評)
・2022.7.26西日本詩時評で、群の「朝日のなかで」が紹介された。
・2022.07.24の文芸同志会通信評で、次の作品が紹介された。
評論:井本の「アルチュール・ランボー小論」

小説:高岡の「幻聴」、有森の「灘」、牧草の「ある恋愛の顛末」、中村の「幼年期-郷原直太の場合・その壱 じっけん-前編-」、井本の「虚空山病院」
・2022.8.31西日本文学展望で、次の小説作品」が紹介された。
井本の「虚空山病院」、高岡の「幻聴」
2022.04.17  ・井本のエッセイ「旅の喜び」が、西日本新聞朝刊(2022.04.17)の「随筆喫茶」に掲載された。 
2022.04.07  ・文芸同志会通信の「詩と眞實」・寺山よし子筆の「書評『輝ける闇の異端児 アルチュール・ランボー』」についての評のなかで、井本の著作内容について触れられ、「よくまとめられている」との紹介があった。
2022.01.25  『輝ける闇の異端児 アルチュール・ランボー』が、書肆侃侃房から発刊された。(井本元義・小説集) 
2022.01.01
以降  
(海第27号)に寄せられた感想・意見(抄)
「織坂幸治追悼小特集」
 いろんな方々に温かく温かく接していただき、ありがとうございました。(NM氏)
 織坂氏の大きな功績を知り、生前に交誼を得ていたらと残念です。(TM氏)
 改めて、織坂氏の凄さを知りました。最近、周りから、先輩、同輩、後輩までもが抜けていき、寂しい限りです。根保さんも残念でしたね。(IS氏)
 寂しい限りです。(ST氏)
 過去の作品を見ても、日本人としての社会批判、反抗精神は健全なものだと思う。(II氏)
 何度も追悼文を書いてきたが、やりきれない。(HY氏)
エッセイの部
・有森の「福岡文芸教室の頃」(東野利夫氏追悼)
 懐かしい名前に出会い、当時を思い出しました。(TM氏、NT氏)
 東野氏の「平和を希求してやまない」という姿勢に感銘した。(HT氏)
詩の部
・群の「資本主義の終わりなのかぼくの終わりなのかⅡ」
 ことばにちからがあり、声に出して読んでみました。(IS氏)
俳句の部
・有森の「風のうしろ」
 秋風や風の後ろに誰もいぬ ほか2句が気に入った。(TM氏)
小説の部
・神宮の「黄色い朝」
 長年悩まされてきた唇の腫瘍の治療のことが、落ち着いた筆致で、的確にその過程をおって描かれている。快癒の状態になるまで、冷静に描いた姿勢がよい。
 難病に苦しむ人にも読んでもらいたい。(II氏)
 心に残りました。(WN氏)
・高岡の「真凜の世界」
 友人の女性から頼まれ、理由が分からないまま旅行をする。道中の、その心理を描く。起承転結もしっかりし、読むのも楽しい。読みどころは、男が女の事情を推理するところ。話の成り行きで、どう転ぶか・・あたりに立ち入れば、作者の個性になるのでは。(II氏)
 たいへん惹きつけられた。(HT氏)
 主人公が、一度は生を捨てた女性にどんな手紙が書けたのか知りたかった。(HT氏)
・川村の「コンパクトタウン」
 現代の問題提起として、舞台設定はよい。あとは、人物像にどう深みを与えるか。(II氏)
 実験的な作品にチャレンジしていた。作者川村の死を知り、残念だ。(TR氏)
・牧草の「玲子の孤独」
 玲子は騒音の中で孤独を感じやすい、という表現が面白い。(HT氏)
 在日五世の帰化について語られるが、その辛さが理解できる。(HT氏)
 現在の「文化遺産問題」などについても、語らせてほしかった。(HT氏)
・有森の「タイム・スクリーンへの誘い」
 最近実験手法的な作品が多いが、経過をみさせてもらいたい。(HY氏、SJ氏)
 「宇宙」「過ぎ去った未来」「いつでも出会える過去」と・・勇ましいが。(SY氏)
 読めなかった。分からなかった。(WN氏、MM氏、SJ氏)
 誰を読者にするのか、をよく考えるべき。(SJ氏)
 難解ではあったが楽しく読めた。(HT氏)
 表現が細か過ぎたかもしれない。(HT氏)
 夢と僕の話が重層的に語られる。一種のノスタルジーを感じた。(TR氏)
・井本の「聖なる川」
 迫力があり、文体もふさわしい。(IS氏、UK氏、NN氏)
 自叙伝かと思い、読まされた。東区界隈のことを知っているだけに、引き込まれた。作者の優しさが滲み出ており、回を重ねるごとに良くなるのを実感する。(TI氏)
 虚無の世界に圧倒された。心理描写がすばらしい。(HY氏、I氏、TF氏)
 福岡の記録・証言としても貴重なもの。深化させてほしい。(MT氏)
 面白い。すばらしい作品だと思った。中上健次を思い起こした。(ON氏)
 淡々と短文で綴られているが、構成がよく、引き込まれていく。(HT氏)
 利一のリサへの想いの描写はすばらしい。また、家族も養うアルバイト生活状況や心理描写もすばらしい。(HT氏)
 利一とリサの場面は、恋愛小説の傑作。(MK氏)
 闇の中に流れる川は、すべてを流し、消していく。(MK氏)
『海』全体の部
 いつもながら充実している。(HY氏、WN氏)
 読み応えのある作品が多く、充実している。(SJ氏)
 書き手が男だから、スケールの大きさ、テーマの重厚さを感じる。(WN氏) 
 上質の作品揃いで、発行もキチンとなされている。(HT氏)  
2022.01.01
以降
 
 (海第27号への評)
・2022.01.10の文芸同志会通信で、次の作品が紹介された。
同人有志による「織坂幸治追悼小特集」
以下小説 神宮の「黄色い朝」、高岡の「真凜の世界」、川村の「コンパクトタウン」
・2022.04.28の西日本文学展望で、有森の「タイム・スクリーンへの誘い」が紹介された。また、川村の「コンパクトタウン」と川村の死去について触れられた。
・季刊文科第88号「令和4年(2022)夏季号」に、群の詩「資本主義の終わりなのかぼくの終わりなのかⅡ」が、同誌同人雑誌季評で8頁にわたり紹介された。
2021.11.15  ・季刊文科第86号「令和3年(2021)秋季号」に、『海』第26号(通巻第93号)掲載の詩、「資本主義の終わりなのかぼくの終わりなのか」(群)が転載された。 
2021.10.29  ・2021.10.29西日本文学展望で、『評伝・人間織坂幸治』「ココロハ コトバデアル。ことばは こころである。」が紹介された。
2021.10.04  ・文芸思潮第81号(2021秋号)で、『海』第二期の紹介がなされた。
・同号に、『海』第23号(通巻第90号)掲載の「喫水線」(有森)が転載された。
2021.07.08  ・2021.07.08文芸同志会通信で、『評伝・人間織坂幸治』「ココロハ コトバデアル。ことばは こころである。」が紹介され、「後日、檀研究者の貴重な資料になるのではないか」との評が加えられた。 
2021.07.01
以降 
(海第26号)に寄せられた感想・意見(抄)
エッセイの部
・上水の「夏炉冬扇」
 映画ファンの一人として、面白く読んだ。興味深い黒沢明論だと思った。(HT氏)
詩の部
・笹原の「天の川」ほか
 ほんの4行の作品であるが、言葉の向こうに広大な宇宙が見えるようだ。(TM氏)
・群の「資本主義の終わりなのかぼくの終わりなのか」
 文学が、「言葉の力」によって成り立っていることを、改めて思い起させてくれた素晴らしいものである。(IK氏)
 散文の中にはあまりない「扇動する力」がある。(IK氏)
 寝室・・ラスト3行がいい。
 諏訪之瀬島が噴いた・・かつて、ロマンに溢れた「ヒッピーさん」たちの集う島だった。(HT氏)
・有森の「或る独白『ふるさと考』」ほか
 逃れられないふるさとの重さが伝わってくる。(TM氏、HM氏)
 小粒になることが美徳、ヒトに笑われる・・の訓示が、ラストの「知らず知らずにしみ込んだ」に効いている。(HT氏)
 ありがとう・・のつぶやきは、自分を支える感謝と して読める。(HT氏)
詩小論の部
・井本の「賢治とカミュとランボー その反逆と労働について」
 賢治とランボーという対比、着眼が卓抜である。(IT氏)
 共通する妹の死についての言及があれば、なおよいと思われる。(MK氏)
 カミュについても今後、読ませてほしい。(II氏)
小説の部
・牧草の「風に揺れる葉」
 元担任との情愛・・代価としての関係から始まり・・結婚披露宴でも、(夫より)元担任(彼)を強く意識しているという話が、面白い。(HT氏)
 Y(夫)と彼(元担任)との比率の話が、ユニークだ。(HT氏)
 披露宴での「私を抱いてもよかったのよ」、と彼(元担任)に囁く場面はなかなかうまい。(HT氏)
 村上春樹的描き方に特徴がある。(II氏)
・高岡の「月の砂」
 過去がある主婦の日記風の話。亀との32年という生活の中で、もう少し夫婦関係の辛酸など濃淡があればよかった。(TS氏)
 好短編にまとめられている。(TS氏)
・川村の『「独」と「離」』
 履歴的な物語か。十年ぶりに彼〈「独」)と再会するが、やり取りが何かすっきりしない。しかし、作者の才は感じた。(TS氏)
 解説不要で、テーマを明らかにできたら、もっとよかった。(HT氏)
・有森の「蒼い陽」
 人物の関係性がよくわからない。実験作か。(TS氏、MM氏、HY氏)
 この世の理不尽を、こういう形で表現することに惹かれた。(HM氏)
 きちんと世界が構築されており、息もつかせない緊張感があった。(HM氏)
 ある絶望感が全編を覆っていて、作者の思いが伝わってきた。(HM氏)
 異次元のSF的な作品か。(II氏)
・井本の「エゴイストたちの告白・第三話 千の夕焼け」
 平田とM の、どちらに視点を定めたらいいのか考えさせられた。が、文章力は的確で、内容も優れていて、一気に読まされた。(II氏)
 フィクションとノンフィクションが混ざり、作者の来し方、心境が窺えた。(IT氏)
 筋立てと登場人物は、いま少し整理できないものだろうか。(TF氏)
 引き込まれて、一気に読んだ。ただ、もっと女性の人物造形の部分を加筆してもらうと、身近になりさらによくなるのではないか、と思った。(MK氏)
 力作です。Mは作者の分身かと読みました。蘭子の存在に興味があったが、作者は意識的に蘭子を使わなかったのだろうか。(HY氏、IS氏)
『海』全体について
 しっかりした編集で、充実している。(TS氏、ST氏、ST氏、KN氏、TS氏)
 この不自由な時期に、持続する志に敬意を表する。(IS氏、KM氏)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『評伝・人間織坂幸治』「ココロハ コトバデアル。ことばは こころである。」
文/井本元義、編/仲西佳文 ・・ の織坂幸治「追悼」に対しても、多くの評や感想が寄せられています。その一端を紹介します。
 詩人井本元義の執筆による、檀一雄と深い親交のあった織坂氏の評伝が出た。檀一雄文学の研究者にとって、後日貴重な資料とされる可能性もある。(II氏)
 先輩(織坂氏)から、「俺のことを書いてくれ」と頼まれた。遅々として進まないが、書き続けるつもりです。(TS氏)
 冊子の上部に「追悼」の文字を見てびっくり。織坂さんの逝去、残念です。(ST氏、HM氏、HM氏)
 織坂さんには何度かお会いしました。冊子は、敬愛の念のこもったあたたかい評伝で、なによりの追悼です。織坂さんも喜んでおられることでしょう。(WN氏、HY氏、KM氏)
 本を片手に、しばらく呆然となりました。福岡市に穴が開いたような気分です。よい本を出されましたね。仲西さん、井本さんにお礼を言いたい気持ちです。(NY氏、MK氏、WN氏、FO氏、MI氏)
 物語は、視点が錯綜して語られるものです。この「評伝」語りに妙あり。(TF氏)
 織坂氏を知らない読者にも、よく分かるように書かれている。作者(井本/仲西)からの、織坂氏に対する敬愛に溢れた冊子になっている。(HT氏、TM氏)
 
2021.07.01
以降
(海第26号への評)
・2021.07.29の文芸同志会通信で、次の作品が紹介された。
牧草の小説「風に揺れる葉」、高岡の小説「月の砂」、井本の小詩論「賢治とカミュとランボー/その反逆と労働について」、有森の小説「蒼い陽」、井本の小説「千の夕焼け」
・2021.07.30の西日本文学展望
で、川村の小説『「独」と「離」』が紹介された。
・季刊文科第86号「令和3年(2021)秋季号」に、群の詩、「資本主義の終わりなのかぼくの終わりなのか」が転載され、同誌同人雑誌季評で10頁にわたり紹介された。 
2021.06.23  ・2021.06.23日、全国文芸同人誌評掲示板で全国文芸同人誌の評を担当された根保考栄氏が、心筋梗塞のため自宅で逝去された。謹んで、お悔やみを申し上げるとともに、心からご冥福をお祈り申し上げます。 
2021.06.18  ・2020.06.18西日本詩時評で、織坂幸治氏の「詩句盡々・天景語録」が紹介された。 
2021.06.04  ・『評伝・人間織坂幸治』「ココロハ コトバデアル。ことばは こころである。」が、花書院から刊行された。(文/井本元義、編/仲西佳文) 
2021.05.20  ・2020.05.20の全国文芸同人誌評掲示板で、井本の詩「悲しみ」(詩と眞實857号)が紹介された。 
2021.03.26  ・2020.03.26の全国文芸同人誌評掲示板で、「九州の作家井本元義とアルベール・カミュの作品『ペスト』」という評論が掲載された。 
2021.01.20  ・2021.01.20の西日本詩時評で、井本の詩集『虚日の季節』が紹介された。 
2021.01.18  ・2021.01.18の西日本新聞で、「アートスペース獏」が、「第28回福岡県文化賞」に選ばれたとの記事がある。1976年から今日まで、若手アーティストの活動を支えてきた、とある。
2020.12.30  ・2020.12.30の文芸同志会通信で、井本の詩集『虚日の季節』が紹介された。  
2020.12.28  ・2020.12.28の全国文芸同人誌評掲示板で、井本の詩集『虚日の季節』が紹介された。 
2020.12.18
以降
(海第25号)に寄せられた感想・意見(抄)
特集の部
・「織坂幸治小特集」
 興味深く読んだ。『海』の歴史が分かると同時に、後進の人たちの心遣いが表れている。同人誌という存在の在り方や価値を、改めて知らされた。(IS氏、FO氏、HT氏)
 織坂氏の足跡を、改めて知ることになった。(KN氏。TM氏、NS氏、HY氏)
 能古島における檀文学を世に紹介したのは、織坂幸治詩人であります。(ST氏)
 織坂氏のご健在を祝ぎ、ますますのご活躍を祈ります。(AT氏)
 井本の「評伝・人間織坂幸治」には、感動した。(HT氏、AS氏、SJ氏)
 井本の「評伝・人間織坂幸治」は、織坂氏の人となりの温もりや、その哲学などが克明に紹介されており、心惹かれた。(HT氏、SJ氏)
 井本の「評伝・人間織坂幸治」は、本人の書いた自伝かと思わせる。その精神の共鳴ぶりがたいへん面白い。織坂氏の人生航路と、文学活動に寄り添って記している。(KI氏)
エッセイの部
・上水の「くわらあん」
 熊本大地震(2016年)の激しい揺れの後、妻の「怖がり」のせいで、急いで家に戻らず助かった。
 昨年(2020年)は、超大型台風とのことでホテルに避難する。幸い大きな被災はなかったが、作者の頭に「くわらあん」という音が鳴り響き、止まなかった。
 ホテルの国旗掲揚台のロープが風に鳴っていたのだったと思われるが、作者には大地震の思い出と重なり、幻聴となったようだ。(KT氏)
詩の部
・笹原の「心音」ほか
 繰り返し読めば読むほど、その深さがわかる。(MT氏)
 行間に想いを込めて、情景を見事に掬い取っている。言霊がある。逸材だ。(KN氏)
・群青の『「資本主義の終わりより世界の終わりを想像するほうがたやすい」と、マーク・フィッシャーは書いたが』
 詩人特有の言葉の明喩、暗喩の堆積があって、ドラマチックに楽しめる連作になっている。この詩で、筆者の立ち位置を明確に示している。豊かな言葉の泉を持っている。(NK氏) 
 素晴らしい内容である。わかりやすく、自分の世界観を素直に語る。(KI氏)
・有森の「写真」
 共感を得た。(TM氏)
俳句の部
・有森の「冬銀河」
 レタス膨らむの句に、共感を覚えた。(TM氏)
小説の部
・有森の「あだし野へ」
 短編ながら、描写がよく、情景がくっきり浮かぶ。作品に躍動感を感じた。(HM氏、WN氏、MM氏、HT氏、TK氏))
 主人公の気持ちに同調していけるしまりのよい短編だが、つむじ風を「ヒュルヒュル」、カラスの「ギャー」というオノマトペはいただけない。(HY氏)
 文章は理解できるが、内容の理解には至らなかった。(MR氏)
 人々の人生のはかなさをまとめあげたようだ。(KI氏)
・高岡の「終雪」
 筆力がある。それがゆえに、ラストもストレートに運んでほしかった。(HT氏)
 道東の自然描写や、愛の葛藤などの繊細な表現があれば、さらによかった。(NK氏)
 書ける作者であるので、さらなる向上を期待したい。(NK氏)
 高い完成度を期待したい。(KI氏)
・牧草の「Y女子大文芸サークル」
 現代の女子大生の風俗を期待したが。(HT氏)
 味わい深く読ませてもらった。(SJ氏)
 会話だけで進める小説であり、文芸評論にもなっている。(KI氏)
・川村の「乳母車」
 東北弁の会話の紹介に興味をもった。(HT氏)
 味わい深く読ませてもらった。(SJ氏)
・井本の「静かなる本流」(「六」終楽章の傍系)
 最上質の作品として読ませてもらった。(HT氏)
 教わるところ大です。(IS氏)
 占領下における「親独派」と「レジスタンス派」の葛藤を、もっと書いてほしかった。(HT氏)
 息を呑まずにはいられない迫力を感じる。(AS氏)
 単行本としての正式出版を待望する。(ST氏)
『海』の全般
 今号も充実している。(HY氏、TS氏、KN氏、HY氏、HT氏)
 作者の並々ならぬ熱意が伝わってくる。(NS氏) 
 文芸色の強い、雑誌的な魅力のある誌である。(KI氏)
2020.12.18 
以降
(海第25号への評)
・2020.12.25の全国文芸同人誌評掲示板で、有森の小説「あだし野へ」が紹介された。
・2020.12.29の全国文芸同人誌評掲示板で、上水のエッセイ「くわらあん」が紹介された。
・2021.01.19の全国文芸同人誌評掲示板で、笹原の詩が紹介された。
・2021.01.25の全国文芸同人誌評掲示板で、群青の詩が紹介された。
・2021.01.29の西日本文学展望で、「織坂幸治小特集」と有森の小説「あだし野へ」が紹介された。
・2021.01.30の全国文芸同人誌評掲示板で、高岡の小説「終雪」が紹介された。
・2021.02.18の文芸同志会通信で、次の作品が紹介された。
 小説・有森の「あだし野へ」、高岡の「終雪」、牧草の「Y女子大文芸サークル」
 評論・井本の「評伝・人間織坂幸治」
 詩・群青の『「資本主義の終わりより世界の終わりを想像するほうがたやすい」と、マーク・フィッシャーは書いたが』
・2021.03.18の西日本詩時評で、笹原の詩「心音」が紹介された。
2021.05.10の全国文芸同人誌評掲示板で、鳥井の連作詩の取り上げ方について、詳細な意見が述べられた。
 
2020.10.21  ・井本が『虚日の季節』(第4詩集。対訳詩集)を、書肆侃侃房から刊行した。発行日は令和2年(2020年)11月10日。 
2020.10.21  ・2020.10.21の西日本詩時評で、織坂幸治氏(海第一期編集発行人)の『畸言塵考』(きげんじんこう)が紹介された。 
2020.10.01  ・文芸思潮第77号の全国同人雑誌評で、有森の小説「喫水線」と俳句「天上天下」から5句が紹介された。(いずれも、海第23号掲載のもの) 
2020.08.26  ・2020.08.26の文芸同志会通信で、織坂幸治氏の『畸言塵考』(きげんじんこう)が紹介された。
2020.08.22  ・織坂幸治氏(海第一期編集発行人)が『畸言塵考』(きげんじんこう)を、花書院から刊行した。発行日は令和2年(2020年)8月3日。
2020.07.29  ・2020.07.29の全国文芸同人誌評掲示板で、井本の詩「観察」(詩と眞實853号掲載)薔薇の象徴性の本質をあらわに表現した、艶と色気のある作品だと紹介された。 
2020.06.13
以降
  
(海第24号)に寄せられた感想・意見(抄)
詩の部
・笹原の「虚無」
 単なる叙情にとどまらないおそろしい話です。(IS氏)
・有森の「疫病」
 タイムリーすぎるので、詩より俳句にした方がよい。(HY氏)
 時局を歌った作品は、ともすれば時局に溺れやすいが、時代より鼻の差一つ出た視点(詩点)の作品だと読んだ。(OT氏)
・有森の「般若心経」
 年を重ねると、こうなるのでしょうか。(MM氏)
俳句の部
・松本の「国を越える」
 人間が国を越えるから、疫病なのでは?(HY氏)
評論の部
・赤木の「平家物語ノート第一回」
 連載を楽しみにしている。(ST氏)
 章によって変化がある古典作品である。その事情を知り得たら、面白くなる。(IS氏)
小説の部
・高岡の「ターミナル」
 テーマは「修復」。「ルイス青年」との出会いから、自分を見つめなおし、修復していく内容はよく理解できる。今ひとつ掘り下げがあったら・・。(HT氏)
 ルイスの悲恋を語ることで、情緒的な雰囲気作りに成功している。執筆は手慣れており、作者の楽しみが理解できる。(IS氏)
 大道芸人との出会いで、人生を取り戻したというストーリー。そのあたりの繋がりを丁寧に描くと、より魅力的な作品になっただろう。(TR氏)
 <俺>とルイスの扱いの比重を工夫し、ストーリーの展開に傾かず、登場人物の心情や心理を掘り下げていくと水準作を越えるのではないか。(NK氏)
・上水の「昔語り・空騒ぎ」
 母が再婚相手と住む町。久しぶりに訪れたそのボタ山の町の、殺人事件に絡む人間模様を描く。(NK氏)
・牧草の「過去へ」
 仙台の大学に勤める50代の私(女性)の、独り語りの手紙文体の物語。手紙を数回交換した相手への思いを語る。(NK氏)
・神宮の「伝言」
 死者を登場させ、面白く書かれている。(MM氏)
・高岡の「月光の影」
 最終回も的を射て、よくまとめられている。(MM氏)
 最終回にしては、まとめの気持ちが強すぎた。もう少し、書いてほしかった。(HT氏)
 歴史性のある構成も、細かい心理描写もよくできる作者だと思った。(HT氏)
・川村の「キャピタゴンα」
 独白文体で読み易いが、内容の重さが均等になり、途中で退屈する。文体に合わせた、構成の工夫が必要ではないか。(IS氏)
・有森の「隣接地」
 きめこまかく書かれている。(HY氏)
 近所との付き合いはむつかしいものですね。(MM氏)
 緻密に書く・・疲れないだろうか。(HT氏)
 読後に不思議な味わいが残る。スピード感ある短編。(HM氏)
 事実経過の話に終わっている。
 体験者には、興味のある話であるかもしれないが。(NK氏)
・井本の「エゴイストたちの告白・第二話 貴腐薔薇」
 浮世離れした場面と、現実的な場面を織り交ぜ、不思議な雰囲気を醸し出している。タイトルから、魔性を感じた。(MM氏)
 井本氏の作品の中では、最もよい出来ではないかと思う。清人と夏目の心理状態の移り行きも、よく書かれ、孔雀との絡み合いも絶妙です。文体も簡潔で、乾きすぎてもいない。自然体です。(IT氏)
 圧巻の出来かと思います。清人と夏目の邂逅で、すたれた薔薇の匂いに象徴される同性愛者特有の完成を認識させる。彼らは、虚無の中にしか己の生を思い出せない。高等庶民的人間の、「権力」「金」「男色」に横たわる闇への挑戦だと思った。(MK氏)
 思わず引き込まれて読んだ。最後が決まっている。(HY氏)
 ロマン派の趣味で、早読みできない。じっくりと書かれている。(IS氏)
 男の性、女の性のそれぞれの心理の深淵に、しかも肉感的に迫ろうとした本格的な作品。同人雑誌の水準を大きく超えた意欲作である。(NK氏)
全体の部
・同じ出版所からの発行です。お互いに勉強しましょう。(OM氏)
・発行の乱れぬリズム。意欲ある作品に励まされます。(FO氏)
・北海道からもエールを送ります。(KK氏)
・年二回のきちんとした発行、敬意を表します。(ST氏)
・海の作家たちの可能性に、清新さを感じます。(IS氏)
・骨太の力強い作品。創作姿勢を学ばせてもらっている。(KN氏)
・無垢のことばが山にも響いてきました。(ST氏)
・かつての同人として、海がここまで成長するとは予想しなかった。(TS氏)
・いつもながらの充実した誌面。(HM氏)
・ここ数年、力をつけてきた。(NK氏)

・全国に影響を与える誌に成長した。(OK氏) 
2020.06.13
以降
  
(海第24号への評)
・2020.07.12全国文芸同人誌評掲示板で、次の作品に対し、総括紹介があった。
 井本の「海へのことば」、「海の紹介」、「高岡の『ターミナル』、上水の『昔語り・空騒ぎ』、牧草の『過去へ』、神宮の『伝言』、有森の『隣接地』、川村の『キャピタゴンα』、高岡の『月光の影』、井本の『エゴイストたちの告白・第二話 貴腐薔薇』」
・2020.07.16西日本詩時評で、有森の「疫病」が紹介された。
・2020.07.16文芸同志会通信で、次の作品が紹介された。
 高岡の「ターミナル」、赤木の「平家物語ノート 第一回」、有森の「隣接地」、井本の「エゴイストたちの告白・第二話 貴腐薔薇」、川村の「キャピタゴンα」
・2020.07.31西日本文学展望で、次の小説が紹介された。
 高岡の「ターミナル」、井本の「エゴイストたちの告白・第二話 貴腐薔薇」 
・2020.08.28全国文芸同人誌評掲示板に、次の小説が紹介された。
 高岡の「ターミナル」、上水の「昔語り・空騒ぎ」、牧草の「過去へ」、有森の「隣接地」
・2020.09.13全国文芸同人誌評掲示板に、次の小説が紹介された。
 井本の「エゴイストたちの告白・第二話 貴腐薔薇」
・2020.10.07~10.15にわたり、全国文芸同人誌評掲示板に、次の小説が同人誌作者の作品としては群を抜いていると、骨格、細部、人間関係、心情の描き方の詳細、歴史や文学の位置づけ、レベル、人生の諸相といった面にまで及ぶ紹介があった。
 井本の「エゴイストたちの告白・第二話 貴腐薔薇」
・2021.03.07全国文芸同人誌評掲示板に、次の作品が紹介された。
 井本の「エゴイストたちの告白・第二話 貴腐薔薇」(拾遺感想として)
2020.06.07  ・2020.06.07の全国文芸同人誌評掲示板で、詩と眞實第847号掲載の井本の詩「時というもの」が、他誌の他の作者の作品と対比し、「優れている」と紹介された。 
2020.06.01  ・2020.06.01の全国文芸同人誌評掲示板で、詩と眞實第847号掲載の井本の詩「時というもの」が紹介された。 
2020.04.13  ・2020.04.10の全作家第117号の文芸時評で、高岡の労働者文学第86号掲載作品「船底の黒猫」(労働者文学賞佳作)が紹介された。 
2020.01.28  ・2019.12.31の全作家第116号の文芸時評で、井本の次の刊行作品が紹介された。
 「太陽を灼いた青年 アルチュール・ランボーと旅して」
  
2020.01.17  ・.第25回NHKハート展入選者が発表された。
・笹原の詩「酷暑」が入選した。
・応募作品は3,419編で、入選は50編となっている。
 
2019.12.20  ・2019.12.20の全国文芸同人誌評掲示板で、いぶり文芸第50号掲載の高岡の小説「海流」が紹介された。 
2019.11.20  ・2019.11.20の西日本詩時評で、井本の次の刊行作品が紹介された。
 「太陽を灼いた青年 アルチュール・ランボーと旅して」
 
2019.11.13  ・2019.11.13の全国文芸同人誌評掲示板で、井本の次の刊行作品が紹介された。
 「太陽を灼いた青年 アルチュール・ランボーと旅して」
 
2019.10.20  ・海第14号から第21号までの8回にわたって、エッセイ「あちらこちら文学散歩」として掲載された井本の作品が、装いも新たに「太陽を灼いた青年 アルチュール・ランボーと旅して」というタイトルで、書肆侃侃房から刊行された。  
2019.07.16  ・2019.07.16の全国文芸同人誌評掲示板で、詩と眞實掲載の井本の次の詩作品が紹介された。
 「喪失二」、「罪の木」、「部屋」
 
  (海第23号)に寄せられた感想・意見(抄)
「詩の部」
・笹原の「いのち」ほか
 見えないものにひそむ命の息づきを感じた。(OT氏)
 忘れがちな自然の美しさを見てごらんなさい、と言われたようだ。(TM氏)
・群の「ことばたちよ」ほか
 「肖像画集」がよかった。(HY氏)
 特集的な掲載で、物語的散文詩の内容で読ませる連詩である。(NK氏)
・鳥井の「話っ花」
 従来の短詩言葉が饒舌になって物語風の散文詩になり、作風が変わってきた。新境地開拓の実験か。(NK氏)
・有森の「過去から」ほか
 「今へ」は理解できた。(TM氏)
「俳句の部」
・有森の「天上天下」
 老鶯の・・には、絵画と音楽を感じた。(HY氏)
 母逝きぬ・・、天上に・・には胸がつまった。(TM氏)
 どどどどと・・、主夫業に・・、新刊を・・、天の子と・・がよかった。(MM氏)
「海掲載作品の発刊」
 吉貝氏のブログにあるとおりで、共感した。(HY氏)
 すばらしい。(IS氏、MM氏)
「招待席」
・神宮の「アイツの経歴」
 作者紹介にもう少し工夫があったらよかった。(HM氏)
 車椅子事故で亡くなった兄のことをよく描いている。読者の気分の入る余地があれば、なおいい。(IS氏)
 兄がアル中をこじらせて施設に入ってしまうという話を、デス、マス調で語る文体は、なかなか手慣れたもの。優良株。(NK氏)
「小説の部」
・中野の「友誼を断つ」
 戦後の時代から今日までの生活を経る中で、意見の相違から友誼を断つということになった生活史。そうであったのだろうと思わせる。(IS氏)
 二人の生き方の違いは、鮮明に書かれている。あと一歩、屈折した心情まで書かれていたら佳作になった。(NK氏)
・牧草の「束草の雪」
 幾度も好意のシグナルをよこしてきた女性と、韓国旅行をする。女性の気持ちに無関心なふりをする主人公と、韓国の事情が判り面白く、しかし別れたあと女性が癌で亡くなったことを知る。味のある作品。(IS氏)
 男の優柔不断なところの意味はよく分かる。(NK氏、YK氏))
・有森の「喫水線」
 父の看取りを通して、関係者の考察が的確になされている。(HM氏、MM氏)
 描写に迫力があり、ラストがよい。(HY氏)
 混迷する現代社会の中に、失われたものを照らし出すような微妙な読後感がある。(IS氏)
 よくある話ながら、臨場感をもたせた。(NK氏)
・川村の「見てくれじゃないよ」
 語りかけるスタイルで通したのに、感心した。(IS氏)
 経理部のうだつの上がらない男の描写はさもありなんと思える。(NK氏)
・井本の「エゴイストたちの告白」(第一話 センナヤ広場の地下から)
 タリウム事件をヒントに、読者を引きずり込むうまさがある。(MK氏)
 テンポのよい文体に魅かれた。(IS氏)
 密度の濃い語り口で、読者の気を逸らさない見事な手腕に感銘を受けた。(IS氏)
 ドストエフスキーの生み出した感性を、現代日本に移植するような感性は魅力的で、面白い。感銘を受けた。(IS氏、YK氏)
 ドストエフスキー的ニヒリズムの魅力に満ちた主人公を登場させ、暗喩的手法で作品の魅力を増幅させている。この技術は、玄人作家にして初めて可能な手法。(NK氏)
 この作者は、同人誌界では抜きんでた作品を書く。(NK氏)
 よく練られた構成で、文体の一行一行に濃密な翳りがあり、魅了された。(NK氏)
 少し、人間が書き足りないのではと思わせられる点があった。(MK氏)
「全体の部」
 信条に基づいた、芯のしっかりした作品が並んでいる。(HM氏、KN氏)
 製本、装丁の美しさと、編集の内容に感心した。(NS氏) 
 
  (海第23号への評)
・2020.01.23の西日本詩時評で、笹原の「いのち」が紹介された。
・2020.01.31の西日本文芸展望で、井本の刊行した「太陽を灼いた青年 アルチュール・ランボーと旅して」、有森の小説「喫水線」が紹介された。
・2020.02.20の文芸同志会通信で、次の小説が紹介された。
 有森の「喫水線」、井本の「エゴイストたちの告白第一話 センナヤ広場の地下から」、中野の「友誼を断つ」、牧草の「束草の雪」、神宮の「アイツの経歴」、川村の「見てくれじゃないよ」
・2020.03.08の全国文芸同人誌評掲示板で、次の小説が紹介された。
 井本の「エゴイストたちの告白 第一話 センナヤ広場の地下から」
・2020.04.05の全国文芸同人誌評掲示板で、次の作品が紹介された。
 小説:中野の「友誼を断つ」、牧草の「束草の雪」、神宮の「アイツの経歴」、有森の「喫水線」、詩:群の「ことばたちよ」「ラプソディのあとで」「肖像画集」、鳥井の「話っ花」から「クジラの嘆きをよそに」「コハクは美白に」「地味な蜂なれど」「どこかに隠れたい」「いったん忘れましょう」
・全作家第117号の文芸時評で、次の小説が紹介された。
 牧草の「束草の雪」、有森の「喫水線」、井本の「エゴイストたちの告白」
2019.06.17
以降
 
(海第22号)に寄せられた感想・意見(抄)
「海へのことば」の部
 笹原の記による
 この問題提起はすばらしい。(TY氏)
 海という大きなものへの畏敬の念を抱いた。(MM氏)
「エッセイ」の部
・上水の「レンゲと『市だご』」
 差別用語がないか、チェックするところから仕事は始まる。(KI氏)
「詩の部」
・笹原の「小春日和」ほか
 静かな悲しみが伝わり、詩は長さではないと思った。(TM氏)
・有森の「未来から」ほか
 シュールな作品。未来や他者を思うとき、逆に照射されている。(OT氏)
「俳句の部」
 有森の「花」
 雪柳の句など、まずまずの出来。(HY氏)
「小説の部」
・牧草の「流れ雲」
 切ない青春の物語。(SJ氏)
 貧乏生活を見せ場にするべき。(NK氏)
・川村の「FAIR&UNJUDICE」
 現在と過去の行ったり来たりは、文章の軽妙さでさほど気にならなかった。(SJ氏)
・中野の「鼻の周辺」
 これまでと違った郷愁色あふれる好短編。(SJ氏)
 いじめ、いじわる、炭鉱の廃坑、友人の死という素材は、違和感なく切なく読まされた。(SJ氏、KI氏、HT氏)
・有森の「一番鶏と青い空」
 時代と場所の設定がわかりにくい。(SJ氏)
 鶏の鳴き声、ですねえ、どうだろう。(SJ氏、HY氏、IS氏)
 語りの自然さ、描写はまずまずか。(SJ氏、IS氏、HT氏)
 ひとりひとりの人間像が立ち上がってくる。(HM氏、HY氏)
 現代に繋がるテーマが見え難い。(HT氏)
 題名は工夫した方がよい。(YK氏)
 登場人物を最小限にすること。細部まで書きすぎている。(NK氏)
・井本の「大杉栄と友人林倭衛」
 特に興味を持った。(EK氏、NK氏)
 フランスを舞台にした壮大なドラマ、これは見ごたえがある。(SJ氏、NK氏)
 林の視点で、大杉らの物語を想像力を発揮して、よく描いている。(KI氏、NK氏)
 筆者の知識には圧倒される。構成もすばらしい。(HT氏)
 歴史をひもとく重要な作品である。(YK氏)
「海の全体について」

・お互い頑張りましょう。(EK氏、KN氏) 
2019.06.17
以降
  
(海第22号への評)
・2019.07.07の文芸同志会通信で、次の作品が紹介された。
 上水の「レンゲと『市ダゴ』」、牧草の「流れ雲」、川村の「FAIR&UNPRJUDICE」、中野の「鼻の記憶」、有森の「一番鶏と青い空」、井本の「大杉栄と友人林倭衛」
・2019.07.09の全国文芸同人誌評掲示板で、次の小説が紹介された。
 井本の「大杉栄と友人林倭衛」
・2019.07.18の西日本詩時評で、有森の「未来から ほか」が紹介された。
・2019.07.31の西日本文学展望で、川村の小説「FAIR & UNPREJUDICE」が紹介された。
・2019.09.30発行の全作家第115号の文芸時評で、次の小説が紹介された。
 有森の「一番鶏と青い空」、井本の「大杉栄と友人林倭衛」
・2019.10.22の全国文芸同人誌評掲示板で、次の小説が紹介された。
 牧草の「流れ雲」、有森の「一番鶏と青い空」
2019.05.30  ・文芸思潮第72号で、次の小説が紹介された。(海第18号・20号から)
 有森の「万華鏡」、井本の「静かなる奔流」、牧草の「浅川啓子の場合」
  
2019.05.03  ・高岡の小説「船底の黒猫」が、2019年(第31回)労働者文学賞佳作に選ばれたということである。 
2019.04.22  ・井本の「廃園」から、「酔芙蓉」と「R共和国奇譚」が、西日本文学展望で紹介された。 
2019.03.18  ・牧草の詩「闇の中に」が、西日本読者文芸(北川透選)で入選作として紹介された。 
2019.03.10  ・井本の「廃園」についての評が、文芸同志会通信及び詩人回廊で紹介された。 
2019.02.24  ・井本の「廃園」についての評が、全国文芸同人誌評掲示板で紹介された。
2019.02.21  ・井本が、「廃園」(幻想花詩譚・短編作品集)を2月8日に出版した。 
2019.02.18  ・井本の詩「喪失」が、NPO法人日本詩歌句協会・第13回中部大会で、優秀賞に選ばれることになったということである。 
2019.02.18  ・2019.02.15の西日本詩時評で、井本の詩「喪失」(詩と眞実NO836)が紹介された。 
2019.02.18  ・2019.02,06の全国文芸同人誌評掲示板で、井本の小説「酔芙蓉」(詩と真実NO835)について、読者を酔わせずにはいない珠玉の短編であるとの紹介があった。
2019.02.06  ・2019.02,06の全国文芸同人誌評掲示板で、井本の詩と眞實賞受賞のことばが紹介された。
 受賞のお礼のことばも、詩人のことばらしい素晴らしいものであった。
 
2019.02.05  ・2019.02.05の全国文芸同人誌評掲示板で、井本の詩と眞實賞受賞作品に対する評が紹介された。
 詩部門での受賞である。作者は小説も詩もエッセイなどをも手掛けており、全国でも高いレベルの作家のひとりであろう。
 受賞対象の詩作品数編は、優れた作品として、強烈な印象を与えてくれる。
 
2018.12.17
以降
 
(海第21号)に寄せられた感想・意見(抄)
「エッセイの部」
・井本の「あちらこちら文学散歩(第八回・最終回)」
 ランボーをこよなく愛する人の文章に接し、自分の学生時代を、懐かしく思い出した。(IS氏)
 エネルギッシュな活動に、刺激を受けた。(TM氏)
 病を得て、商人を止めて死ぬまでをしみじみと語る。ランボーという天才の内面はわからない、とつくづく思わされた。(IS氏)
 ランボーの全貌が描き出され終わった。1冊にまとめられたものを読みたい。(SJ氏)
「詩の部」
・笹原の「新月」ほか
 優しい詩に、応援の声を届けたい。(TM氏)
 短い言葉で、多くを語れるし、易しい言葉でこの世や命の難しさを語れる。(OT氏)
 短詩ゆえに、短い詩ゆえに、イメージは時間を超越し、空間を超越して、踊りの仕草のように、作者の巫女的な返し手、戻り手の所作をイメージとして捉えることができる。(NK氏)
 ほのぼのとして心地よい。(SJ氏)
・群の「Row row row your boat」ほか
 怒濤迸る言葉の機関銃掃射である。イメージの奔放であるところが真骨頂であり、パイオニア詩人であり、異才である。(NK氏)
・鳥井の「話っ花(十一)」
 浮遊感が漂っていて、心地よい。(SJ氏)
「俳句の部」
・有森の「分かつ」
 悲しみの中でも、誠実に向かい合っている姿に打たれる。(TM氏、HY氏) 
「翻訳の部」
・牧草の「街の女マギー」
 連載が終わるのは残念。次を期待する。(OM氏、SJ氏)
「小説の部」
・有森の「白い秋」
 人間の悲哀を見つめる冷静な視点があり、よく考え、書かれている。(TK氏、WN氏、MR氏、HT氏、HM氏))
 難しい年頃の娘を預けた妹と、預かった姉との、両者の女性の心理がよく描かれている。(NK氏)
 物語を進める手法には慣れており、一気に読ませる。(IS氏)
 息子と娘の立場の違いについては、表現不足の感がある。(IS氏)
 娘に関するラストは、乱暴である。息子も自死させることなく、もう少し物語を丁寧に書き込んでいくべき。中途半端の感が否めない。(SS氏、SJ氏)
 母が託した夢が、息子には重荷になるという「毒親」の構図が巧みに書かれている。(TR氏、SJ氏)
・中野の「巡査の恋」
 警察官の生活や何気ない暮らしなど、興味を引く。どんどん書いてほしい。(TK氏、SJ氏)
 警察官という窮屈な立ち位置を書いており、面白い。(IS氏)
 実録的な要素を薄めたいのであれば、少し工夫も必要。(IS氏)
・高岡の「パレイドリア」
 鮮烈な暗喩で読める佳作、夢幻的な描写がよい。(NK氏)
 筋立てを得意とする作者が、短編構成の手法に挑戦し、感性を開拓した。(NK氏)
 エピローグは、純文学的に仕立てた方がよいのではないか。(NK氏、IS氏)
 小説の幅広さに気付かされた。(SJ氏)
 小説巧者だと感心した。(SJ氏)
・牧草の「姉と僕の関係」
 モノローグ形式で書き進む文体が柔らかい。(NK氏、IS氏)
 タイトルは工夫の余地あり。(NK氏)
 作者が博識で、多才である。(SJ氏)
・井本の「静かなる奔流」
 パリの彷徨が軽快に書かれ、流れるような文体が味わい深い。(IS氏)
 作者が楽しんで書くと、読む方にも楽しみが伝わる。(IS氏)
 ラストまできて、タイトルの意味がわかった。(IS氏)
 ラストの、迸るような力強い場面を期待していた。(SJ氏)
 これらのエネルギーの迸りを、これからの作品でも期待したい。(SJ氏)
「全体の部」
 北と南であるが、思いは同じ。頑張りましょう。(EK氏)
 力ある作品が揃っている。(NY氏、NK氏、SJ氏)
 内容がかなり充実してきた。(NK氏、FO氏、SJ氏)
 充実した同人誌である。(FA氏)
2018.12.17
以降
  
(海第21号への評)
・2018.12.27及び12.31の全国文芸同人誌評掲示板で、有森の小説「白い秋」が紹介された。
・2018.12.31の海の交流掲示板で、中野の小説「巡査の恋」が紹介された。
・2019.01.05の文芸同志会通信で、次の作品が紹介された。
 井本のエッセイ「あちらこちら文学散歩(第八回・最終回)、有森の小説「白い秋」、中野の小説「巡査の恋」、高岡の小説「パレイドリア」、牧草の小説「姉と僕の関係」、井本の小説「静かなる奔流」
・2019.01.13の全国文芸同人誌評掲示板で、高岡の小説「パレイドリア」、牧草の小説「姉と僕の関係」が紹介された。
・2019.01.24の西日本詩時評で、笹原の詩「新月」が紹介された。
・2019.01.29の全国文芸同人誌評掲示板で、次の詩が紹介された。
 笹原の「新月」「初秋」、群の「Row row row your boat」ほか
・2019.01.31の西日本文学展望で、次の小説作品が紹介された。
 有森の「白い秋」、井本の「静かなる奔流」
・2019.03.24毎日新聞同人誌季評で、次の小説作品が紹介された。
 有森の「白い秋」、中野の「巡査の恋」
・2019.04.15全作家文芸時評で、次の作品が紹介された。
 笹原の詩「新月」、以下小説・有森の「白い秋」、中野の「巡査の恋」、高岡の「パレイドリア」
2018.12.02 ・井本が、「第47回(平成30年次)詩と眞實賞(詩部門)」を受賞することになった。
2018.11.20 ・2018.11.20の全国文芸同人誌評掲示板で、高岡の小説「何でもありません。まちがえました」(「苫小牧市民文芸」60周年記念号)が紹介された。
2018.09.30 ・2018.09.30の全作家第111号文芸時評で、井本の「緑の花」(「胡壺」第14号)が紹介された。
2018.08.24 ・2018.08.24の全国文芸同人誌評掲示板で、井本の詩「季節」「草むらに」(「詩と眞實」第829号、830号)が紹介された。
2018.07.13 ・2018.07の全作家文芸時評で、井本の散文詩「髑髏と蝶」(「詩と眞實」第827号)が紹介された。
2018.07.13 ・2018.07.12の文芸同志会通信で、井本の小説「緑の花」(「胡壺」第14号)が紹介された。
2018.07.06 ・2018.07.06の全国文芸同人誌評掲示板で、井本の小説「緑の花」(「胡壺」第14号)が紹介された。
2018.06.14
以降
(海第20号)に寄せられた感想・意見(抄)
「小特集の部」
・有森の「詩魂の人」
 
織坂氏の思い出が懐かしい。(ST氏、TY氏)
・上水の「海辺の道」
 吉田久太郎氏についての資料を別送する。(FO氏)
・牧草の「海を旅する」
 佐多方面に興味をもってもらい、嬉しい。(HT氏)
・高岡の「氷晶」
 新鮮な暗喩が生きている。(NK氏)
・群青の「海よ」
 海の持つ雄々しさと、優しさ、懐の深さが感じられる。(OT氏)
・井本の「海は語らずわが想念を拒否する」
 博識であり、豊富な経験が溢れ出ている。(HT氏)

「エッセイの部」
・井本の「あちらこちら文学散歩」(第七回)
 知らなかった資料の紹介などがなされ、たいへん貴重だと思われる。(KH氏、HO氏、ST氏、HY氏)
 本格的な文学派の作品。詩人と無頼というランボーの魅力が、よく理解できる。(IS氏)
「詩の部」
・笹原の「後悔」ほか
 作者の健康が許すなら、もう少しだけ長い作品も書いてほしい。優れた感性の持ち主だけに。(TM氏)
 短詩の寡黙ゆえの、行間の思いが深い。(NK氏)
・群の「椿岬」
 
読み応えがある、力作。小説でも味わってみたい。盆踊りの口説き挿入も絶妙。戦争の愚かさ、むごさを書いている。(TM氏、HT氏)
 作者の思いが痛い。想像をして引き込まれる。(SJ氏)
 この作品の発想がどこからくるのだろう。現代という枠におさまらない人々の存在を強調した、社会批判にも読める。(IS氏)
 朗読詩風の色合いを見せ、読者の胸に響いてくる。(NK氏)
・牧草の「夜が怖い」ほか
 憲法九条のおかげだ、に納得した。(HT氏)
 やや散文風に流れている。(NK氏)
・有森の「子犬」ほか
 中でも「或るふるさと考」に興味を引かれた。(TM氏、HY氏、HT氏)
 説明的に語り過ぎる。言葉を省略し、行間でものを言う技術を身に付ける必要がある。(NK氏)
・鳥井の「話っ花」(十)
 タイトルを一工夫すると、味わいが深まりそうだ。(TM氏)
 最近の社会的事件をモチーフにしていて、興味深い。(HT氏)
 エッセイを行換えにしたような印象がある。タイトルも要工夫。行間に意識を止め、言葉の流れにアクセルとブレーキを効かせる工夫が必要。(NK氏)
「俳句の部」
 中野の「曙光」、有森の「断崖」は、形になっている。(NK氏)
「翻訳の部」
・牧草の「街の女マギー」
 スラングの多い作品をよくこなしている。自分も挑戦したい。(OM氏)
 毎号心待ちにしている。(SJ氏)
「小説の部」

・井本の「静かなる奔流」
 静かと、奔流という、対極にあるタイトルのごとく、愛情と苦悩が巧みに混じり合い、興味ある作品となっている。次の最終章が楽しみである。(HT氏)
 いよいよ最終章へ。作者のモチベーションの奔流がどうあふれだすのか。(SJ氏、YK氏)
 リアりティのある描写がよい。(NK氏)
・中野の「巡査日乗」
 タイトルに工夫がある。構想を練り、ドラマ仕立てに仕上げればなおよい。(HT氏)
 語り部を第三者にしたら、よりよい展開になるかもしれない。(SJ氏)
 物語のベースになる舞台がある。これをフィクションにした作品を期待する。(IS氏、YK氏)
 警察官の実態を、ユーモアを交えて紹介している。(NK氏)
・有森の「俺も啄木」
 躍動感がある。それの反動か、内省的思考が薄く感じられる。(HT氏)
 主人公が孤立して、周りを排除している。作者の思い込みが強過ぎる。少し肩の力を抜いた方がよいのではないか。面白くない話には、読者はついてこない。(SS氏、HY氏)
 主人公と作者とに差が感じられない。近過ぎる。(KH氏)
 青春の爽快さが感じられ、心に残った。(IT氏、HY氏、HT氏、WN氏)
 会話体を用いていないので、読みにくい。もう少し、書き込みが必要。(HT氏)
 
 
時代背景や事情が現代と異なるので、時代劇風にしてはどうか。(IS氏)
 筆の運びはよい。(NK氏)
 主人公を、普段は落ちこぼれとして描くという方法もあるのではないか。(YK氏)
・牧草の「浅川啓子の場合(その二)」
 がん療法が丁寧に書かれている。興味ある素材であるので、参考までにいつの時代であるのかを書いて欲しかった。(HT氏)
 運命に翻弄されて自覚もないままに翻弄されていく主人公を、丹念に描く。(SJ氏)
 「完」となっているが、この続きが読みたい。(HT氏)
・高岡の「月光の影」(第五回)
 楽しみにしている読者として、やや短かったのは残念。ドラマ作りが上手い。(HT氏)

 
結末に向かい、大きな波乱を予想させてくれる。(SJ氏)
「詩作品の工夫・全体へ」
 散文手法で、意味を追うことにかまけている。比喩的表現、イメージ重視の手法が身についていない。(NK氏)
「小説作品の工夫・全体へ」
 作者独自の表現が足りない。工夫すべきである。(NK氏)
「海の全般」
 各ジャンルが揃っており、総合文芸誌のようだ。(KH氏、KN氏、HY氏、ST氏、HO氏、SJ氏)
 力作が揃っている。(HT氏、OK氏、ST氏)
 編集の苦労が偲ばれる。(HT氏、IT氏、TM氏)
 行間が狭く、窮屈な感じがする。(HY氏)
 
冊子から、大仰な印象を受ける。(SS氏)
2018.06.14
以降
(海第20号への評)
・2018.08.03の文芸同志会通信で、中野の小説「巡査日乗」、有森の小説「俺も啄木」、群の詩「椿岬」、井本のエッセイ「あちらこちら文学散歩(第七回)」が紹介された。
・2018.08.23の西日本詩時評で、群の詩「海よ」が紹介された。
・2018.09.09の全国文芸同人誌評掲示板で、次の作品が紹介された。
 小説・井本の「静かなる奔流・その四」、中野の「巡査日乗」、有森の「俺も啄木」、高岡の「月光の影・第五回」、牧草の「浅川啓子の場合・その二」・・「小説の書き方」
 詩・笹原の「後悔」、高岡の「氷晶」、群の「椿岬」、牧草の「夜が怖い・ほか」、有森の「子犬・ほか」、鳥井の「話っ花」・・「詩の書き方」
 俳句・中野、有森
・2018.09.30の全作家第111号文芸時評で、次の小説が紹介された。
 井本「静かなる奔流・その四」、中野「巡査日乗」、有森「俺も啄木」
2018.05.30 ・2018.05.29の全国文芸同人誌評掲示板で、井本の詩「たどり着くと」(詩と眞實第828号)が紹介された。
2018.05.30 ・2018.05.29の全国文芸同人誌評掲示板で、井本の散文詩「髑髏と蝶」(詩と眞實第827号)が紹介された。
2018.05.23 ・笹原氏の詩「逃避」が、第23回「NHKハート展」において、今回全国から応募のあった作品4,084編の中から、上位50編に入選しました。この作品は、「作品」と「アーティスト」によるコラボが行われ、既に発表・公開されています。
2018.04.30 ・2018.04.30の全国文芸同人誌評掲示板で、高岡の小説「タイミング」(響第24号)が紹介された。
2018.02.28 ・2018.02.26からの数回に亘り、井本の詩「君と僕」(「詩と眞實」第823号)が、全国文芸同人誌評掲示板で詳細に紹介された。
2017.12.19 高岡の小説「クラック」が、第20回長塚節文学賞の優秀賞に選ばれた。
・授章式は、2018.2.10に長塚節の故郷である茨城県常総市で行われる。
・受賞作「クラック」は、本HPの「電子書庫」に掲載している。
2017.12.14以降 (海第19号)に寄せられた意見(抄)
「巻頭の部」
・高岡の「海へのことば」(NK氏)
「エッセイの部」
・上水の「花と落葉」
 迷惑な寄贈本のことを、体験を元に描いたと思われる。参考になる。(NK氏)
・井本の「あちらこちら文学散歩(第六回)
 いつものように、興味深い内容である。毎号心待ちにしている。(ST氏、SJ氏)
 ランボーの妹の死、放浪の始まりなどを図入りで詳しく紹介、関係者には垂涎の資料となるであろう。(NK氏)
・中野の「幼稚な日本人」
 書かれているように、周囲に心ない日本人が増えたという気がする。(KI氏)
 経験を元に書かれたのであろう。納得の内容である。(NK氏)
「詩の部」
・笹原の「寂寥ほか」
 じわじわと感動がこみ上げてくる。(MT氏、IS氏)
 繊細な作風が感動を呼ぶ。(SJ氏)
 凝縮されたイメージが光を放ち、ビッグバーンのような新しい世界を見せてくれる。(NK氏)
・群の「壊れた季節を」
 重く、深い闇を感じさせてくれる。(SJ氏)
 ニヒルな青春を描く内容。機関銃のように言葉を放つ。その速射撃が凄まじい。(NK氏)
・牧草の「生きて そして 生き行くほか」
 郷愁を誘う詩である。(SJ氏)
 作者の生き方の決意を示す。(NK氏)
・有森の「君には似合わない」
 心を揺さぶられた。(HM氏)
 亡くなった者への惜別の情を描く。(NK氏)
・鳥井の「話っ花」
 連詩連載の力作。(NK氏)
「俳句の部」
・中野の「好色」
 直球の切れ味がある。(SJ氏、AS氏)
・有森の「磔刑図」
 レクイエムであろう。悲しみと親の優しさが伝わってくる。(TM氏、SJ氏)
「翻訳の部」
・牧草の「街の女マギー」
 毎号心待ちに読ませてもらう。(SJ氏)
「小説の部」
・有森の「家畜化計画」
 一気に読まされた。(MT氏、MR氏、NK氏、KN氏、SJ氏)
 村落共同体の営みが描かれていて、民俗学的な意味もある。(TR氏、SJ氏、NK氏)
 家長制度は、現代社会の深層に根付いている。表現力がよい。(KI氏)
 タイトル、内容も刺激的で、語り口もよい。(HY氏、WN氏)
 家族というものの難しさ、残酷さ、弱さを見た。(HM氏)
 タイトルは工夫した方がよい。(SJ氏、YK氏)
 説明文を省き、会話、心理描写を入れるとよい。(YK氏)
・高岡の「月光の影(第四回)」
 展開が巧み。先行きを期待させてくれる。(SJ氏)
・牧草の「浅川啓子の場合」
 展開が巧み。何気ない表現の中にインパクトがある。(SJ氏)
・中野の「ゲイと数日」
 日常からの逸脱でありながら、日常を感じる。面白い作品である。(SJ氏)
・井本の「静かなる奔流」
 パリの街並み、絵画、歴史について、幅広い知識があふれ出ている。(SJ氏)
 物語の構築が面白く、実に読み応えがある。(SJ氏、AS氏)
「海の全般」
・総合文芸誌的な内容に進化している。(ST氏、MH氏、IS氏)
・それぞれの書き手に力を感じる。(FA氏)
・詩作品も充実してきた。(NK氏)
2017.12.14以降 (海第二期第19号への評)
・2018.01.31の西日本文学展望で、有森の小説「家畜化計画」が紹介された。
2018.02.04の文芸同志会通信で、有森の小説「家畜化計画」、中野のエッセイ「幼稚な日本人」が紹介された。
・2018.02.22全国文芸同人誌評掲示板で、次の作品が紹介された。
 
高岡の海へのことば、上水のエッセイ「花と落ち葉」、井本のエッセイ「あちらこちら文学散歩(第六回)」、中野のエッセイ「幼稚な日本人」、有森の小説「家畜化計画」
・2018.03.13全国文芸同人誌評掲示板で、次の詩作品が紹介された。
 笹原の「寂寥」「風」、群の「壊れた季節を」ほか、牧草の「生きて そして生き行く」ほか、有森の「君には似合わない」、鳥井の「話っ花」
・2018.03.31全作家文芸時評で、有森の小説「家畜化計画」が紹介された。
2017.11.11 ・2017.11.06の凶区掲示板で、高岡の小説「バス停留所とフキノトウ」(苫小牧市民文芸第59号)が紹介された。
2017.11.11 ・今年の「NPO法人日本詩歌句協会 第十一回中部大会」で井本の次の作品が入選した。
 
白鷺の飛び立ち夜の雪になる
・なお、昨年は詩と句で入選だったとのこと。 
2017.10.06 ・今年の「芭蕉蛤塚忌全国俳句大会」で井本の次の作品が入選した。
 
薄明の鏡に映る若葉かな
(※福岡県からは、さらに2人の方が入賞)
・なお、平成25年の大会では、次の作品により特選になった。
 
菜の花や失くしたハーモニカが聞こえる
2017.10.06 ・2017.10.06のカプリチオ掲示板で、井本の小説作品について、同人誌の中では最も高いレベルにある、との紹介があった。
2017.08.19 ・2017.08.18の全国文芸同人誌評掲示板で、高岡の小説「すれ違い」(札幌文学第86号)が紹介された。
2017.06.15以降 (海第18号)に寄せられた意見(抄)
「海へのことばなど導入部」
・海へのことばは、鋭い切れ味のなかに倦怠感がないまぜになり、この号の巻頭のことばにふさわしい。(IM氏、AS氏)
・海の理念の「無垢のことば」が、全体に光を放っている。(ST氏)
 海の船出の決意表明か。(NK氏)
「エッセイの部」
・上水敬由の「芦北の旅」
 読む者を乗せてしまうすごい文体だと思う。(NN氏)
 海に出る。愉快な表現がある。起承転結もすばらしい。(SJ氏)
・井本の「あちらこちら文学散歩(第五回)」
 いつも楽しく読ませてもらっている。(ST氏)
 ランボーへの熱い思いが、今回はよりストレートに伝わってくる。写真があるのも親しみやすい。今後にさらに期待する。(SJ氏)
 読んで楽しめる。詩人から生活人に舵を切ったランボーの話は、長く人々の関心を引くことだろう。(KI氏)
 パリを数度にわたり自分の足で歩き、じっくり味わった作品は、風景や肌触りをしっかり確かめて記述している。文章も巧みで、滋味が出ていて、読者を酔わせる。(NK氏)
「詩の部」
・笹原の「日暮」ほか
 ことばが消えてゆくにつれて、存在の重さが増してくる。否定の中に肯定があり、真実がより見えてくる…。この詩に打たれる。(IS氏)
 音ならぬ音が巧みに描かれている。(OT氏)
 評価がなされるということは、作者の励みになることでしょう。(TM氏)
 ひたむきに書かれた、寡黙な短詩が胸を打つ。(NK氏)
・群の「開戦」
 ひたむきに詩を書き、自己の生の意味を問い続けている。(NK氏)
 怨念の悲哀が記され、感動を呼ぶ。(NK氏)
・有森の「三半規管」ほか
 最後に「二男没」とあるのが心に痛い。(MR氏、TM氏、HY氏、TM氏)
 「小説の部」
・中野の「SODOMY」
 文章がしゃれている。主人公の内面の暗さ、情熱をもう少し書き込んでほしい。(IM氏)
 トランスジェンダーに取り組んだ意欲作。主人公が英国人であるという点も、作品を際立たせている。(SJ氏)
 性的マイノリティLGBTの、社会的認識が進んだ時代に合わせた作品か。ただ、タイトルが宗教的な視点での表現であるので、作品の中のイメージとどうマッチするのであろうか。(KI氏)
 着想が面白いので、今後に期待。(NK氏)
・高岡の「月光の影(第三回)」
 結城の後悔と葛藤の描写が真に迫る。(IM氏)
 ストイックさ、人間臭さを重ねて想像する。月光の旋律も取り入れてほしい。(IM氏)
 紙数のせいでか、やや急いでいる感はあるが、結城が追い込まれていく葛藤の描写は見事である。ロンドンや現代アートの素材などが出てくると、さらに良いのかもしれない。(SJ氏)
・有森の「万華鏡」
 心の葛藤までを書いてほしい。(IM氏、HT氏)
 予感、ペーソスではもの足りない。次の段階まで踏み込んでほしい。(IM氏、HT氏)
 新鮮さがなく、平凡な内容である。(ST氏)
 水墨画で描かれたような作品である。(TK氏)
 土地の空気、風物など、土臭いものを加えると良いかもしれない。(SJ氏)
 世代断絶した社会構造の変化を、よく見詰めて表現している。(KI氏)
 少年の目線が自然体で、素直に書けた。(NK氏)
 鬱屈する少年の叔母への思慕の心理が、よく書けている。(YK氏)
・牧草の「それぞれの道」
 親の離婚と、子供たちの生き方が描かれ、それぞれに問題点を抱えている。さて、今後はどうなるかを期待したい。(SJ氏)
・井本の「静かなる奔流」
 文体が清楚で、季節感のリアリティが実感できる。(ST氏)
 主人公が美を求めていく人生は、作者がランボーを求めていく姿勢と重なる。絵を描くシーンにはリアリティがあり、身を乗り出したくなる。(SJ氏)
 文学的表現力が抜群で、文章そのものに読み応えがある。(KI氏)
 青春を迎えた主人公の屈託を、上手に描いている。比喩が巧みである。(YK氏)
 男の情動を内に抱えた人間存在を描いた、魅力に満ちた作風である。(NK氏)
 文体の詩的な魅力、詩人体質の描写、内面描写に優れている。(NK氏)
 同人誌作家の枠を外れた大型作家の野心的な作品として、注目する。(NK氏)
「海の全般」
 いろいろなジャンルの作品群に、目を瞠らされた。(KN氏)
 ページ数など充実し、意欲を感じる。(NN氏、ST氏)
 充実している。(SJ氏)
 頁内に収める文字数や行数が多く、文字も小さいため読みにくい。(MH氏)
2017.06.15以降 (海第二期第18号への評)
・2017.06.30の読書人文芸同人誌評で、中野の小説「SODOMY」が紹介された。
・2017.07.02の関東文芸同人誌交流会掲示板で、有森の小説「万華鏡」が紹介された。
・2017.07.08の文芸同志会通信同人誌評で、次の作品が紹介された。
 小説・中野の小説「SODOMY」、有森の「万華鏡」、井本の「静かなる奔流」
 エッセイ・井本の「あちらこちら文学散歩(第五回)」

・2017.07.19の西日本詩時評で、笹原の詩「花片」が紹介された。
・2017.08.23の全国文芸同人誌評掲示板で、「海の理念」が紹介された。
・2017.08.25の全国文芸同人誌評掲示板で、次の小説が紹介された。
 中野の「SODOMY」、有森の「万華鏡」
・2017.09.04の全国文芸同人誌評掲示板で、井本の「あちらこちら文学散歩(第五回)」が紹介された。
・2017.10.06全作家文芸時評で、次の小説が紹介された。
 有森の「万華鏡」、井本の「静かなる奔流」
・2017.11.11全国文芸同人誌評掲示板で次の詩が紹介された。
 笹原の「日暮」「花片」、群の「開戦」
・2017.11.11の全国文芸同人誌評掲示板で、次の小説が紹介された。
 井本の「静かなる奔流」
2017.05.16 ・2017.05.16関東文芸同人誌交流会掲示板で、高岡の小説「口紅」(響第32号掲載)が紹介された。
2017.05.09 ・笹原氏の詩「夏」が、第22回「NHKハート展」において、今回全国から応募のあった作品3,641編の中から、上位50編に入選しました。この作品は、「作品」と「アーティスト」によるコラボが行われ、既に発表・公開されています。
2017.04.17 ・2017.04.17西日本詩時評で、井本の詩「ヴォンク駅にて A・ランボーの帰還」(「詩と眞實」814号)が紹介された。
2017.03.31 ・2017.03.31全作家第105号で、有森の掌編小説「星たちの歌」が紹介された。
2017.03.31 ・2017.03.31西日本文学展望で、高岡の小説「無口な女」(北九州文学協会文学賞・小説部門大賞)が紹介された。
2017.03.30 ・2017.03.30関東文芸同人誌交流会掲示板で、井本の小説「ロッシュ村幻影」が紹介された。
2017.02.28 ・2017.02.28関東文芸同人誌交流会掲示板で、井本の詩集「回帰」が紹介された。
2017.02.08 ・2017.02.08文芸同志会通信で、井本の小説「三人の母」(胡壺第13号)が紹介された。
2017.02.02 ・2017.02.02文芸同志会通信で、高岡の小説「クラック」(いぶり文芸第47集)が紹介された。
2016.12.15以降 (海第17号)に寄せられた意見(抄)
「エッセイの部」
・井本の「あちらこちら文学散歩(第四回)」
 きちんとした文学作品として読ませてくれる。(HY氏、TM氏、SJ氏、KE氏)
「詩の部」
・笹原の「音楽会」ほか
 ほほえましいよい作品。(HY氏)
 いつも(作者の身を思い)ホッとしたり、心配したりしている。(IS氏)
・有森の「白い蝶」
 よいが、「、」「スペース」はいらないかもしれない。(HY氏)
 人生の抱える労苦について考えさせられた。(TM氏、NY氏))
「翻訳の部」
・牧草の「街の女マギー」「種の起源」
 いつも楽しみにしている。(SJ氏)
「小説の部」
・高岡の「斎場の雨音」
 心象風景と実際の風景の対比の描写が生きている。高度な表現力を持つ。(TM氏、HY氏)
 一気に読ませる。人間関係が上手に交錯し、カタルシスを引き出す。(SJ氏)
 心象風景をきめ細かに、リアルに描き、この作者の代表作とでもいうべき内容。(NK氏)
・赤木の「ボクがマイケルだったころ(二)」
 ゲーム感覚の変身物語だろうか。(SJ氏)
・有森の「水際」
 水を題材にして新鮮である。(HY氏)
 近松の「虚実皮膜」を感じた。作者の作品の中ではよい方の部類か。(HT氏)
 水の流れのごとくに読んだ。(MR氏)
 二人の女性のいずれかに絞るくだりは、読むのがきつい。(SY氏)
 テーマが判り難く、茫漠とし過ぎ、人間が描けていない。(FN氏、NK氏)
 最後まで丁寧に書く必要があるのではないか。(SJ氏)
 50枚ほどにまとめあげた方がよい。(NK氏、YK氏)
・牧草の「奈津子と父の関係」
 進化論を絡ませた面白い物語を構築。ルビの使用、語句の工夫余地などあり。(SJ氏)
 父と娘の、「血の繋がり」による憎悪と愛情の二律背反の関係を上手く描いた。(NH氏)
・中野の「鎹」
 家族のありようを考えさせられる面白い作品。(SJ氏)
・井本の小説「ある弁護士の手記」
 母子相姦を描くならもう少しリアルに。一方で書き過ぎずに、短編らしい切れ味の巧みさを。引き込まれていくだけに、今少しの工夫がほしい。(SJ氏)
「海の全般」
 良質の作品が並べられている。(HY氏、HT氏、SJ氏))
 手元に届く誌では、とてもよい部類の誌ではないだろうか。(HY氏)
 毎号、これだけの内容を編集・発行するという苦労を察する。(、IS氏、TM氏)
 南と北ながら、互いに楽しみ高め合いたい。(EK氏)
 全国水準以上にあるレベルの誌である。(NK氏)
2016.12.15以降 (海第二期第17号への評)
・2016.12.21文芸同志会通信に、高岡の小説「斎場の雨音」が紹介され、海第二期に対しエールが送られた。
・2017.01.31西日本文学展望に、牧草の小説「奈津子と父の関係」が紹介された。
・2017.03.31全作家文芸時評で、有森の小説「水際」が紹介された。
・2017.04.22関東文芸同人誌交流会掲示板で、高岡の小説「斎場の雨音」と、有森の小説「水際」が紹介された。
・2017.05.30文芸同志会通信に、季刊文科第71号の同人雑誌季評で、井本の小説「ある弁護士の手記」が紹介されたと掲載される。
2016.12.08 ・2016.12.08関東文芸同人誌交流会掲示板で、井本の小説「山の日記」と、詩「青空」(季刊午前第54号)が紹介された。
2016.11.23 井本氏の詩「ヴォンク駅にて」(副題は「A・ランボーの帰還」)が、第27回伊東静雄賞の佳作に選ばれました。  
2016.11.07 ・2016.11.07関東文芸同人誌交流会掲示板で、高岡の北九州文学協会文学賞受賞の紹介がされ、作品「無口な女」の紹介がなされた。
2016.11.06 【高岡氏快挙】
高岡氏の作品「無口な女」(30枚)が、「第10回(平成28年度)北九州文学協会文学賞」の小説部門の大賞に選ばれました。
表彰式は、3月に行われる予定です。
2016.11.06 ・2016.11.06凶区掲示板に、高岡の小説「誤解」(苫小牧市民文芸第58号)が紹介された。
2016.11.04 ・2016.11.02関東文芸同人誌交流会掲示板で、高岡の小説「クラック」(いぶり文芸第47号)が紹介された。
2016.10.14 ・2016.10.14関東文芸同人誌交流掲示板で、高岡作の「ざいん20号」の表紙絵が紹介された。
2016.10.07 ・2016.10.07週間読書人文芸同人誌評に、井本の詩「食虫花」(詩と眞實第807号)が紹介された。
2016.06.13以降 (海第16号)に寄せられた意見(抄)
・井本の海へのことば「若さと老い」
・適切。拍手を送りたい。実績を上げている作者のことばだけに、重い。(KM氏)
・井本の小説「星と花 R共和国奇譚」
 実力あるだろう作者の筆である。(HY氏)
 暗鬱さを際立たせた作風に、独特の魅力がある。(HO氏)
 鳥葬の細部にわたる描写や、食虫植物の存在感が、文芸的に味わえる密度の濃い作品である。文芸的表現の、高度な技術の見本のような世界が展開される。(KI氏)
 哲学的でもあり、情感に満ちた文体が魅了する文学理念が通底している。(NK氏)
 主人公の潜在意識を止揚していく純文学的手法が優れている。(NK氏)
 最近では、一頭抜きん出た作者である。(NK氏)
 構想も表現力もよい。ただ、最終行は必要であったろうか。(HT氏)
 文学的要素(憂鬱、食虫花、鳥葬、死生感等)を巧みに使った作品である。(SJ氏)
・高岡の小説「月光の影(第二回)」
 少し急ぎ足の感。ドラマ的要素の作品であるから、じっくり手掛けてほしい。(HT氏)
 ストーリーを、丹念に追い込んで行く醍醐味がある。(SJ氏)
 清張ばりの人間模様の描き方は達者。筆力ある豊かな才能、と見る。(NK氏)
・牧草のエッセイ「『三冊のロング・グッドバイを読む』(松原元信著)を読んでの雑感」
 作者の識見の高さに感心した。(SJ氏)
 翻訳者、訳本の違いによる英語訳の違いを比較するという試みが面白い。翻訳は、2~30年に1度ぐらいは、新しい訳者によってなされるべきだろう。
 議論を呼びそうな課題であり、提案である。(NK氏)
・井本「あちらこちら文学散歩(第三回)」
 ランボーの伝記と、パリの街区を巡る楽しさがある。(SJ氏)
 これぞ文学、という香りを醸している。(FI氏)
・群の詩「ひとりの、物の生産の、終わるとき」
 男のシニカルなニヒルの呟き。詩語の扱いには慣れているが、豊かなイメージ、豊富な詩語の扱いに、いま少し工夫が欲しい。長編詩というかたちをとる上で、ドラマ性、ブレーキのかけ方など、課題が残るように思われる。(NK氏)
・笹原の詩「恐れ」「痛み」
 作者本人への「痛み」の「繰り返し」のことが、切なく痛ましい。(IS氏、TM氏)
 痛みと不即不離の和みが、夏椿の花のように匂っている。(OT氏)
 題名と作品内容が響き合い、短詩の思いが圧縮した密度ある言葉の間の取り方、アクセル、ブレーキの踏み方が楽曲になっている。(NK氏)
・有森の詩「星の茶屋」
 なにげない表現に、宙の深みを感じた。(SY氏、TM氏)
・牧草の詩「小さな音符」ほか
 若かったときを思い起こし、感動した。(YM氏)
・鳥井の詩「話っ花」
 こころみがとても面白い。(TM氏)
 イラストとともに、軽妙な語り口が愉しい。(SJ氏)
・中野の小説「機縁因縁」
 読ませる作品である。(HY氏)
 業界用語はいたし方ないとしても、難しい漢字はできるだけ少なく用いる方がよい。(MI氏、HY氏)
 たいへんな力作であり、迫力がある。(YM氏、TM氏)
 主犯のことももっと書いてほしかった。また、葛藤、苦しみ、「いはんや悪人をや」をもっと書いてほしい。(IM氏)
 作者の洞察力と筆力が一致し、上質な社会派的中間小説として読める。(KI氏)
 歎異抄の挿入は、中村巡査の良い資質を伺わせる。(HT氏)
 作品の中での「予断」ととられかねない字句に、留意する必要はないか。(HT氏)
 これからもどんどん書けそうな予感。サスペンスにするのか、心情小説にするのか。よりフィクションの部分を強くするのも面白い。(SJ氏)
 検察調書の再現のように、冷静な客観描写に徹した筆筋の書き方がユニークであり、新しい小説の方法とも言える。(NK氏)
・有森の小説「火の山」
 力作であり、着想に驚いた。文章表現もよい。(HY氏、SM氏、SY氏、HM氏)
 場面によっては、感情を爆発させるなどし、その中から何かを見つける等、迫力ある作品にするよう努力することも必要である。(IM氏)
 今後、どう展開していくのかが、結構難しい問題であろう。(HT氏)
 字句の1例、「ノウサギ」と、「ウサギ」とを区別する意味があるか。(HT氏)
 長編の中の1編なのか、タイトルは適切かなど課題は多い。(SJ氏)
 序と本文が二つに分かれる構成で、功を奏していない。(YK氏)
・海の全体について
 総合文芸誌としての、工夫、努力が感じられる。(YM氏、IS氏)
 緊迫感を感じさせる編集内容となっている。(KY氏、HM氏)
 1頁の字数、行数が多くなり、窮屈な感じになった。工夫の要あり。(AY氏)
 文学の意気軒昂が読み取れるまでに成長してきた。(NK氏)
 良い作品を並べた誌として読んだ。(SJ氏)
 詩が良く、エッセイも、翻訳も、小説もレベルが高い。(FI氏)
2016.06.13以降 (海第二期第16号への評)
・2016.06.26文芸同志会通信及び作家・外狩雅巳の部屋に、中野の小説「機縁因縁」が紹介され、併せて、同人誌の運営体制から海の運営体制を推測し、海の歩みの問題点などについて、紹介がなされた。
・2016.07.06文芸同志会通信に、次の小説が紹介された。
井本の「星と花 R共和国奇譚」、中野の「機縁因縁」

・2016.07.08関東文芸同人誌交流会掲示板に、井本の小説「星と花 R共和国奇譚」が紹介された。
・2016.07.26西日本詩時評に、笹原の詩「痛み」が紹介された。
・2016.08.13図書新聞同人誌時評に、井本の小説「星と花 R共和国奇譚」が紹介された。
2016.09.05関東文芸同人誌交流会掲示板に、井本の手紙に基づき、「井本氏は、旧い新しいを越えた詩の心、文学の心を持つ作家である」との紹介がなされた。
・2016.09.10関東文芸同人誌交流会掲示板に、牧草のエッセイ「『三冊のロング・グッドバイを読む』、群の詩「ひとりの、物の生産の、終わるとき」、笹原の詩「恐れ」「痛み」が紹介された。
・2016.09.16関東文芸同人誌交流会掲示板に、次の小説が紹介された。
 中野の「機縁因縁」、高岡の「月光の影(第二回)」
・2016.09全作家第103号文芸時評に、有森の小説「火の山」が紹介された。
2016.05.07 ・2016.05.05関東文芸同人誌交流会掲示板で、高岡の小説「アクセル」(響第22号)が紹介された。
2016.04.06 ・全作家第101号文芸時評で、有森の小説「青い洋服」(小説と詩と評論第335号)が紹介された。
2016.02.26 ・2016.02.26西日本文学展望に、有森の小説「セロリ」(文芸福岡第4号)が紹介された。
2016.03.03 【井本氏快挙】
井本氏が、詩「遅刻」で、第10回日本詩歌句大会の奨励賞に選ばれたとのことです。俳句も佳作だとのことです。
また、日仏九州学館で行われた「ヴァレンタインに短い愛のメッセージをフランス語で」というコンクールで優勝されたとのことです。
2015.12.14以降 (海第15号)に寄せられた意見(抄)
・原のエッセイ「最貧困女子」
 今日的問題を提起している。(JS氏)
  
・井本のエッセイ「あちらこちら文学散歩」
 とても興味深く読ませてもらい、勉強になった。(TS氏) 
 写真が入り、よりテーマが絞られている。(JS氏)
 ランボーの人間の魂に関するものであり、人間精神の芸術的宇宙空間の領域での、作者の精神的青春性に満ちたものである。(SI氏)

・赤木のエッセイ「ある患者の手記 第二回」
 作者が前向きであり、将来同じ体験をするかもしれない読者に、有益な情報を提供している。示唆に富む内容である。(HN氏、JS氏)
 入院するに当たって持参した本などのラインアップ(新訳聖書、自制録等)がすごい。また、その他の持参品の記述は「闘病記」の要件にふさわしい。(HN氏)
 がんについては身近なことでありながら、実情を的確に把握することは難しい。この手記は、個人的なもののなかに、医師と患者たちの周辺をドキュメントとして冷静に描き、貴重な記録作品になっている。(SI氏)
 今日的問題を提起している。(JS氏)
・牧草の書評「政治家としての第一級の人物」
 認知症になった「鉄の女」はよく書けている。(JS氏)
・群の詩「はかり知れない」
 ドラマチックな詩劇的構成で、物語風。力作長編。直喩中心の文章構成は理解しやすい。こういうまとめ方もあるという見本。(KN氏)
・鳥井の詩「話っ花」
 伸び伸びと書いているが、これから多くを書き、独自の色合いが出るまで書き続けていくことであろう。(KN氏)
・牧草の詩「ヒモ」ほか
 詩作品という趣がじんわりと伝わってくる。(KN氏)
 「針のない時計」
 再会した男女の掛け合いが楽しく、やるせない作品。(TO氏)
・有森の詩「田舎者」
 自嘲的な心情告白か。(KN氏)
・牧草の翻訳「種の起源」「街の女マギー」
 まだまだ読みたいと、次が待たれる。(JS氏)
・井本の小説「偽手紙」
 作者の新境地。小説的でない着眼点に惹かれた。(KN氏)
 大杉栄の知られざる背景に、深く入って行く。動機と着想と構成が秀逸である。松本清張の「或る小倉日記伝」を思い起こさせる巧みさである。文章には、多少の荒さがあるが、それを補って余りある。(KN氏)
 上手い。作者の知識、力量に感じ入る。「偽手紙」と言い切るタイトルの是非は…。(TH氏)
 虚構と現実をないまぜにしながら、独自の世界を作り出している。(HN氏、JS氏)
 少し整理がされれば、さらに素晴らしい作品になっただろう。(JS氏)
・上水の小説「ふたつの残念な話」
 示唆に富んだSFである。(JS氏)
・有森の小説「落下」
 むちゃくちゃな青春もの。作者の転換点なのか。(KN氏)
 自死への説明は、少しなりともした方がよい。(TH氏)
 技術的には文句はない。アルファベットの使用はいかがか。(YH氏)
 素晴らしい仲間がいる。それでも落下しなければならない状況もある。狭さからの脱出か。味わい深い。(JS氏)
 作者のテーマはいつも同じもの。抜け出す工夫が必要であろう。(MS氏)
 主人公と学生たちとの軋轢を描き、屈折せざるを得ない内面が活写されている。(HN氏)
 読み物風の出だしであるが、自己存在の不調和の問題にも及び、書き方も難しくなっている。(SI氏)
・中野の小説「罰法転勤」
 主人公(警察官)の正義感の強さに、惹かれた。(TH氏)
 主人公の妻の素直さが、素晴らしい。(TH氏)
 これから多くのものを書くだろう、との期待を持たせる。(JS氏)
 組織人事の側面から警察官という職業の特性を描いてあり、興味深い。(SI氏)
 欲を言えば、主人公の正義感の強さが気掛かり。少し引いてみる手法も。(JS氏)
・牧草の小説「ある男の映像」
 女心を読めなかった男の話が、何とも面白い。(TH氏)
 作者の筆力に魅力を感じた。(JS氏)
・高岡の小説「月光の影(一)」
 タイトル、挿入曲がいい。ドラマ作りの醍醐味を予想、予感させる。(TH氏)
 表現巧者の作者による、これからの展開がすごく楽しみである。(JS氏)
 作品の運びがリアルであり、巧み。テレビの場面を追うような楽しみがある。(JS氏)
・海の全体
 種目に上下を付けない編集に、好感が持てた。(YH氏)
 有力な書き手が蘊蓄を傾け、個性的な作品を披露するという、同人誌らしい存在になってきた。(KN氏)
 編集面に努力の跡が見られる。(SI氏、TS氏)
 号を重ねる毎に充実感が高まり、熱意が感じられる。(JS氏)
2015.12.14以降 (海第二期第15号への評)
・2015.12.18関東文芸同人誌交流掲示板に、「個性派ぞろいの書き手を擁し…」の見出しで、「ひと癖ある作品を出すのが特色」「本来の同人誌の存在になって来た」というコメントが掲載された。
紹介された名前は、有森、牧草、高岡、井本で、紹介作品(小説)は次のとおり。
井本「偽手紙」、有森「落下」、高岡「月光の影」
・2015.12.19関東文芸同人誌交流掲示板に、「小説を書く動機と着想」の見出しで、井本の「偽手紙」が、エッセイで終わってもいい内容のものを、松本清張の「或る小倉日記伝」にも似た、着想と構成の仕組みにしたことに注目したとのコメントがあった。
・2015.12.20関東文芸同人誌交流掲示板に、「大杉栄の足跡探査は秀逸」の見出しで、同人誌恐るべし、三田文学あたりへの橋渡しは出来ないかとのコメントがあった。
・2016.01.06関東文芸同人誌交流掲示板に、次の詩についての紹介があった。
群「はかり知れない」、鳥井「話っ花」、牧草「ヒモ」「思い出」「針のない時計」、有森「田舎者」「北風」
・2016.01.08文学街HPに、原の評論「廣瀬淡窓とその世界-咸宜園の入門者をめぐって」が転載された。
・2015.01.20西日本詩時評に、牧草の詩「針のない時計」が紹介された。
・2016.01.30西日本文学展望に、赤木のエッセイ「ある患者の手記 第二回」、井本の小説「偽手紙」、有森の小説「落下」が紹介された。
・2016.02.02文芸同志会の伊藤昭一ブログ「暮らしのノートITO」に、赤木のエッセイ「ある患者の手記 第二回」及び「同第一回を含む」が紹介された。
・2016.02.03文芸同志会通信に、次の小説が紹介された。
井本の「偽手紙」、有森の「落下」、中野の「罰法転勤」
・2016.02.26週刊読書人に、井本の小説「偽手紙」が紹介された。
・2016.03.20毎日新聞同人誌季評に、次の小説が紹介された。
井本の「偽手紙」、中野の「罰法転勤」
・全作家第101号文芸時評で、次の小説が紹介された。
井本の「偽手紙」、有森の「落下」、中野の「罰法転勤」
2015.11.30 ・2015.11.30西日本新聞文化欄の近況往来に、井本氏の「第9回まほろば賞受賞」「フランス語で俳句入選」「第三詩集『回帰』発行」等の話題と横顔が紹介された。
2015.11.21 ・2015.11.21関東文芸同人誌交流会掲示板に、高岡氏の小説「恥じらう月」(立川文学賞市長特別賞)が紹介された。
2015.10.27 ・2015.10.25及び10.26関東文芸同人誌交流会掲示板に、井本氏の小説「瑠璃の陸橋」が紹介された。
2015.10.25 【井本氏、快挙:第9回まほろば賞】
井本氏の作品「トッカータとフーガ」(「季刊午前第51号」に発表)が、「文芸思潮第60号」に転載され、「まほろば賞優秀賞」に選ばれておりましたが、「第9回まほろば賞」に決定しました。
2015.09.30 ・2015.09.30西日本文学展望に井本の小説「パリ スフロ通り」(「詩と真實第795号」に発表)が紹介された。
2015.07.17 ・2015.09.17西日本詩時評に井本氏の第三詩集「回帰」の作品のうち、「詩人へのオマージュⅠ」が紹介された。
・2015.10.28等の関東文芸同人誌交流会掲示板にも紹介された。
2015.07.10 【井本氏、またも快挙】
井本氏の作品「トッカータとフーガ」(「季刊午前第51号」に発表)が、「文芸思潮第60号」に転載され、「まほろば賞優秀賞」に選ばれました。
今後、最優秀作選考の手順へという運びになるそうです。
なお、井本氏は2011年にも「顔」で同優秀賞に選ばれています。
2015.07.06 ・2015.7.06関東文芸同人誌交流会掲示板に、高岡の児童小説「ケンタの空」が紹介された。
2015.06.30 【井本氏快挙】
井本氏が、フランス政府が募集する「フランス語で俳句」に入選されたとのことです。対象者は全国で3人。10月にニュイ ブランシュ(白夜祭)で表彰され、パリとストラスブルクの旅に招待されるとのことです。その句は次のようで、日本語の説明を加えていただきました。

au quartier latin
erre jusqu'au matin
la mer de mes souvenirs
一応5,7,5になっています。

le souvenir fugace
de ton sourire disparait<
comme la premiere lueur de l'aube

[la nuit blanche]
をテーマにほか24句<

カルチェラタン
朝までさまよえば
僕らの思い出は海

淡い思い出
君の笑顔が消える
朝の一条のかすかな光の中
2015.06.28 ・2015.06全作家第98号文芸時評に、有森の小説「女王蜂の飛行」(文学街330号)が紹介された。
・2015.06.05週刊読書人文芸同人誌評に、有森の小説「女王蜂の飛行」(文学街330号)が紹介された。
2015.06.17
以降
(海第14号)に寄せられた意見(抄)
・笹原の「海へのことば」
 共感を覚える。励ましの言葉を送りたい。(TM氏、AS氏)

・上水のエッセイ「ホテル・アストリヤ」
 書くべきことをしっかり書き、奥深い。あまり知られていないであろう貴重な展示などの内容を、もっと世に知らしめてほしい。(S氏)
・和田のエッセイ「リメンバー・パールハーバー」
 涙を誘われる部分があった。(M氏)
 髪の色などを問われる場面など、複雑だった思いが伝わる。(NK氏)
 今日の状況にぴったりで、平和への思いを感じた。(YM氏)
・赤木のエッセイ「ある患者の手記 第一回」
 ノンフィクションとして闘病・入院が丁寧に書かれている。次号にも期待。(S氏)
 自己の病と病院との関係をリアルに伝えようとするドキュメンタリーである。(KI氏)
 前号の「いつの日か、流離いの」も印象深く残っている。(KI氏)
 この作品を手がけた作者の勇気を称えたい。(NK氏)
・井本のエッセイ「あちらこちら文学散歩」
 最後の「仕事を引退し…」の4行に共感。2、3枚の写真、地図が添えられていたらより良いのではないだろうか。(ST氏、S氏)
 よくある海外旅行記にはない魅力的なまとめであり、文章になっている。(NK氏)

 よい作品であり、この散歩のなかから良い作品が書かれた。(YA氏、AS氏) 
 街の表情がよく表現されている。(S氏)
 パリの文学者世界の含蓄の深さを教えられる。よい文学ガイドである。(KI氏)
・笹原の詩「かくれんぼ」ほか
 短く、簡単なつぶやきに、深い印象を覚えた。(ST氏、AS氏、S氏、YK氏)
 短詩の中に、豊かなイメージと物語を感じる。(NK氏)
・井本の詩「花」
 老いを見詰める人の姿が、詩情豊かに切り取られている。(TM氏、AS氏、S氏)

 背景にドラマがある。少し硬質であるが、アポリネールの詩のような感触である。(NK氏)
・群の詩「いのちのそこにあるもの」の「おもい」「もえつきること」「まぼろし」
 五七調などのひらがなで表現した作品に、情感の豊かさを感じる。(S氏)
 ひらがなを用いた実験的手法に注目した。(NK氏)
・牧草の詩「アフロディーテのいる空間」など
 ヴィーナスを追い求めるロマンな詩。(S氏)
 浪漫的な賛美の詩。散文的経歴披露は詩ではない。(NK氏)
 
・松本の詩「入口出口」ほか
 「時間」の軽さが、反対に重さを感じさせてよい。「海八景」もよい。「入口出口」の出だしの2行は、不要であるかもしれない。(HY氏、S氏、NK氏))
 「海鳴り」「凪」には和みを感じる。(TM氏)
・鳥井の詩と画「話っ花」
 ショートショートやコントを読む楽しさがある。作者の才がすばらしい。(S氏)
 擬人的な表現の作品「りんごの顔」がよい。いい詩人の魂を持っているから、多く書いて覚えてもらいたい。(NK氏)
・松本の俳句自由律「忘れる」
 味わい深い。(TM氏、NK氏)
・牧草の翻訳「種の起源」
 次が待ち遠しい。(S氏)
 もう少し柔らかな言葉に置き換える工夫も必要かもしれない。(NK氏)
・牧草の翻訳「街の女マギー」
 やるせなさが漂う。次が待ち遠しい。(S氏)
 日本語への置き換えは彩りを変えて行えば、膨らみのある日本語になる。(NK氏)
・原の評論「廣瀬淡窓…」
 かつて廣瀬のような教育者がいた、で興味は尽きないが、もう一歩の踏み込みがあれば、さらによいものになろう。(S氏)
 貴重な作品。是非継続してほしい。(NK氏)
・有森の掌編小説「靴音」
 話としては良いが、読後感まで考えるべき。(HY氏)

 切迫感があり、面白い。(SK氏、MR氏、KE氏、S氏)
・牧草の掌編小説「別れ」
 人の温もりが恋しくなるショートストーリー。(S氏)
・牧草の小説「ある老婆の話」
 語りの文章が巧みである。(ST氏)
 
 老人文学の切なさと懐かしさがあふれる好短編。(S氏)
 歪とも思える秩序立っていない語りが、読者を受け入れやすくしている。(NH氏)
 タイトルはもう一工夫あってほしい。(NH氏)

・有森の小説「仮面人形」
 当時の境遇に気持を同じくした。(HY氏、MF氏、SA氏)

 育てる側、育てられる側のエゴの関係が、構造的に書かれている。(SY氏)
 内容の濃さ、重さを感じた。(MR氏、S氏)
 若い日の強さ、弱さなどが書かれ、文章の間から思いが滲み出ている。(NY氏、HM氏)
 魂にまで訴えてくる。(SY氏)
 タイトルと内容の関連がよく分からない。(FO氏、MF氏、S氏)
 タイトルがシンボリックである。(HM氏)
 作為的でもある。(YA氏)
 力作である。が、病院の部分は短くした方がよい。(HY氏)
 感情移入が出来た。(KE氏)
 丹念な文体がよい。(ST氏)
 反戦運動が盛んな頃、受験、社会矛盾、家族間の葛藤等がよく描かれた。(YK氏)
・海の全体について

 読み応えのある作品が多彩である。(ST氏、YM氏、FO氏、HM氏)
 充実した内容であり、創作意欲がすごい。(K氏、S氏、KI氏)
 個人が複数の作品を発表。雑駁感があり、真剣味の点でいかがか。(YA氏)
 文芸同人誌の現実離れした建前に沿わず、役立つ情報提供の可能性も示している。(KI氏)
2015.06.17
以降
(海第二期第14号への評)
・2015.07.08文芸同志会通信に、次のエッセイが紹介された。
 赤木の「ある患者の手記 第一回」、井本の「あちらこちら文学散歩」
・2015.07.24西日本文学展望に、牧草の小説「ある老婆の話」が紹介された。
・2015.09.08関東文芸同人誌交流会掲示板に、井本のエッセイ「あちらこちら文学散歩」が紹介された。
・2015.09.09関東文芸同人誌交流会掲示板に、次の詩が紹介された。
 笹原の「かくれんぼ」「敗北」、群の「いのちそこにあるもの」
・2015.09.30全作家第99号文芸時評に、次の作品が紹介された。
 笹原の詩「かくれん
ぼ」ほか、有森の小説「仮面人形」

・2015.10.29関東文芸同人誌交流会掲示板に、次の作品が紹介された。
 エッセイ・和田の「リメンバー・パールハーバー」、赤木の「ある患者の手記①」、詩・牧草「アフロディーテのいる空間」ほか、松本の「時間」ほか、鳥井の「りんごの顔」ほか、俳句自由律・松本、翻訳・牧草「種の起源」「街の女マギー」、評論・原の「廣瀬淡窓とその世界」
2015.06.13 ・2015.06.13読売新聞文化季評に、井本の小説「トッカータとフーガ」(季刊午前第51号)が紹介された。
2015.06.01 ・文芸同志会掲示板に、高岡の小説「二十年後」(群系第34号)が紹介された。
2015.05.30 ・2015.05.30西日本文学展望に、井本の小説「トッカータとフーガ」(季刊午前第51号)が紹介された。
2015.05.07 ・関東文芸同人誌交流会掲示板に、有森の小説「女王蜂の飛行」(文学街330号)が紹介された。
2015.04.29 ・関東文芸同人誌交流会掲示板に、高岡の小説「ドグラマズラの呪縛」(響第21号)が紹介された。
2015.04.28 ・関東文芸同人誌交流会掲示板に、高岡の小説「二十年後」(群系第34号)が紹介された。
2015.04.24 ・関東文芸同人誌交流会掲示板に、井本の小説「トッカータとフーガ」(季刊午前第51号)が紹介された。(5月13日にも2度目の紹介あり)
2015.03.24 ・2015.03.24関東文芸同人誌交流会掲示板に、高岡の立川文学賞受賞関連の記載がなされた。
2015.03.05 ・高岡の小説「恥じらう月」が、立川文学賞佳作と立川文学賞市長特別賞に同時に選ばれました。
2015.03.04 ・凶区壁新聞掲示板に、高岡の小説「ある日の宮沢賢治」(苫小牧市民文芸56号)が紹介された。
2015.01.26 ・有森の小説「白い翳」が、第58回農民文学賞の最終候補作品になった。2008年にも、「波の歌が聞こえる」で同候補になった。
2014.12.18
以降
(海第13号)に寄せられた意見(抄)
・松本の「海へのことば」
 よい揺れがある。(TK氏)
 後の詩群への扉として、印象的である。(FO氏、OT氏)

・笹原の詩「失意」ほか
 短い行の中に、深い思いが込められている。鋭敏な感覚がすばらしい。(TM氏)
 ものの見方、感じ方が自然体で美しい。(NK氏)
・松本の詩「見えないもの」
 抑制の効いた詩語と行間。清冽な詩精神を感じた。(NK氏)
・松本の詩「主のいない台所」
 生活の中から立ち上がっていて、共感を覚える。(TM氏)
・鳥井の詩と画「話っ花(四)」
 詩と画が軽妙に重なり、優しさを醸し出している。(SJ氏)
・松本の自由律俳句「雨また雨」
 場面を鮮やかに描いた数句がある。(TM氏)
・牧草の翻訳「種の起源」「街の女マギー」
 興味深く読んだ。次回が楽しみである。(SJ氏)
・原の評論「廣瀬淡窓とその世界 『学制ノ議』をめぐって」
 明治の学制に関わった淡窓の周辺を紹介する、貴重なもの。(NK氏)
・高岡の小説「偏光玩具」
 人生を見詰める優しさと深さがにじみ出ている。作者の資質が見える。(NK氏)
 文章にリアリティがあり、感情移入しやすいよい作品である。ただ、最後の詩の部分は、やや長すぎの感もあり。(SJ氏)
・有森の掌編小説「光の子」
 長い作品で読ませるべき。(SJ氏)
 今一つ理解出来なかった。(MR氏)
 鋭さを感じた。(SI氏)
 観念的であり、深みに欠ける。(IS氏)
・有森の小説「遅れて来た少年」
 波乱の高校生活が描かれ、時代を彷彿とさせる。(NK氏、MR氏)
 情景豊かな世界を構築している。(HM氏)
 気持ちがよい。精気が感じられた。(HY氏、MM氏)
 登場人物の数が多すぎるきらいがある。(MR氏)
 遅れて来たが、やがて追い着くであろう予見を促してくれる。(IS氏)
 主人公の相撲の強さとイメージとに無理がある。タイトルにも工夫が必要。(SJ氏)
・牧草の「K子と俺の関係」
 刑務所を出た男と、迎えてくれる女の関係をさらりと書いている。(NK氏)
 過去にこだわる男の性を書き、読ませる。最後はやや理屈が勝っている。(SJ氏)
・赤木の小説「いつの日か、流離いの」
 凄まじい話である。リアリズム小説として迫力ある問題作である。(NK氏)
 大変な労作(力作)である。作者の積極的な取り組みの姿勢がよい。(SJ氏)
 少年の傷つき苦しむ姿を見詰めた力作である。読む側に、それを確認する作業の必要を提示している。(NH氏)
 独自の文学観を形成しており、高く評価する。(YK氏)
・海の全体について
 花書院の仕事がしっかりしているのだろう。冊子の印象が良い。(MM氏)
 何を書きたいかという意図が明確であり、個性ある人物を書き分けている。(NK氏)
 良い作者の作品が、他にも良い影響を与えている。(NK氏)
 上質の誌を目指して努力している。(NK氏、FO氏、MM氏))
 男性作家の迫力を感じる。(KN氏)
 新たな入会者の加入で、詩の充実が予想される。(TM氏、HM氏)
 上質の誌面である。(IS氏、HM氏、SJ氏)
 エネルギーを感じる。(MK氏、NK氏、KI氏)
 幅広い種目内容であり、積極的である。(SJ氏)
2014.12.18
以降
(海第二期第13号への評)
・2014.12.22関東文芸同人誌交流会掲示板に、次の作品が紹介された。
◇小説:高岡「偏光玩具」、有森「遅れて来た少年」、赤木「いつの日か、流離いの」、牧草「K子と俺の関係」 ◇評論:原「廣瀬淡窓の世界 『学制ノ議をめぐって』」 ◇翻訳:牧草「種の起源」 ◇詩:松本「見えないもの」 
・2015.01.05文学街HPに、原の評論「廣瀬淡窓とその世界-『学制ノ議』をめぐって」が転載された。
・2015.01.06関東文芸同人誌交流会掲示板に、松本の「海へのことば」が紹介された。
・2015.01.23西日本詩時評に、松本の「海へのことば」の一部が紹介された。
・2015.01.30西日本文学展望に、次の小説が紹介された。
赤木
「いつの日か、流離いの」、高岡「偏光玩具」、有森「遅れて来た少年」
・文学街328号の同人雑誌評に、有森の小説「遅れて来た少年」「光の子」及び「視線」(小説と詩と評論)が紹介された。
・2015.03.09関東文芸同人誌交流会掲示板に、笹原の詩作品「失意」ほか、それぞれについて詳細な評がなされ、紹介された。
・2015.03.20凶区壁新聞に、笹原の詩についての当方からのお礼の内容についての紹介があった。併せて、2015.03.21にも、応答の内容の紹介があった。
・2015.03.22毎日新聞同人誌季評に、牧草の小説「K子と俺の関係」が紹介された。
・2015.03.30全作家第97号文芸時評に、次の小説が紹介された。
高岡「偏光玩具」、有森「遅れて来た少年」、牧草「K子と俺の関係」、赤木「いつの日か、流離いの」
※また、海以外に掲載された次の小説も紹介された。:有森「視線」、高岡「逃亡」
2014.12.16 第11回銀華文学賞の結果は次のとおりでした。
・高岡啓次郎 「斎場の雨音」 佳作
・有森信二   「告発」      入選
※ 銀華文学賞は「当選、特別賞、河林満賞、優秀賞、奨励賞、佳作、入選」という区分になっています。 
2014.12.03 ・笹原の詩「夢想」が、第20回「NHKハート展」において、全3,678編の中から、上位50編に入選しました。この作品は、来年2月以降に「作品」と「アーティスト」によるコラボが行われ、発表されるということです。
・有森の小説「白い翳」(第12号掲載)が、
第11回森田雄蔵賞(同人誌「小説と詩と評論」主催)に選ばれました。
2014.11.28 ・2014.11.28西日本文学展望に、有森の小説「ぼくのテレビ」(全作家第94号)が紹介された。
2014.09.21 同人のブログ・HPを、フロントページからも閲覧できるようにしております
・閲覧いただければ幸いです。
2014.09.01 ・高岡の小説「船底」が、第29回室蘭民放文芸賞・室蘭文芸賞の佳作に選ばれました。
・授賞式は、4月26日(土)に室蘭市のホテルサンルート室蘭で行われました。
2014.06.17
以降
(海第12号)に寄せられた意見(抄)
・横尾のエッセイ「妄想と文学~『海』に寄せて」
 さすがにプロの作品である。意味深い小論、エッセイである。(NK氏)
 短い中にも含蓄がある。(KY氏)

・上水のエッセイ「ルガー」
 文章に緊張感があり、冴えがある。過不足がない。(NK氏)
・小山のエッセイ「十七文字の灯」
 父を思いやる気持に羨ましさを感じる。(SJ氏)

・和田のエッセイ「今も青春」
 共感する。文章は今も生きている。(ST氏)

・笹原の詩「挑戦」ほか
 「挑戦」の「朝顔の蔓が雲を」の句、「晩春」の「桜の雨」の句に魅力を感じた。(ST氏)
 細やかな感性には、読む者をホッとさせるものがある。(SJ氏)
 命の原点が息遣いとともに発語され、見えない背景まで想像させる。(IS氏)
・有森の詩「風」ほか
 「風」、「愛情」に共感した。(ST氏)
 興味をもった。(TM氏)
・鳥井の詩画「話っ花(三)」
 軽妙洒脱に詩を料理しているのが楽しい。(SJ氏)
・牧草の翻訳「種の起源」「街の女マギー」
 次回が楽しみ。読みやすいものに仕上がっている。(SJ氏)
・原の評論「廣瀬淡窓とその世界 月旦評教育の功罪」
 成果主義の危うさと、その状況を同様に感じる。(SJ氏)
・小山の評論「青木繁との旅(2)」
 その同じ場所に立とうとする姿勢に期待する。(SJ氏)
・有森の小説「白い翳」
 推敲が十分ではない。読み進みたくない内容の作品。(HZ氏、SS氏)
 迫力がある。完成度もまずまず。(HY氏、MR氏、HT氏、HM氏、SJ氏)
 テーマに負の驚きを得た。もう少し推敲と、的確な描写の必要を感じる。(SY氏)
 テーマの良さ、筆力を感じた。地名まで書くことを好む。(KE氏)
 テーマ、時代、描き方にリアリティを感じた。(YM氏、MH氏、II氏)
 母子関係に、嘉村磯多の幼年期の事績が重なる。(KA氏)
・有森の掌編小説「喝采」
 良く出来た短編。もう少し書き込めば、面白かった。(KE氏、YM氏、HN氏)
・牧草の小説「ある老人の生活風景」

 軽快でありながら、教養を奥に秘めた作品。(NK氏)
 妄想の世界が面白い。オチがあれば、なお良かった。(SJ氏)
・牧草の掌編小説「吉瀬美智子の秘密?」
 俗っぽいところに興味が持てた。(YM氏)
 故郷に特有の顔というものを、滑稽話に仕上げる軽やかさがいい。(SJ氏)
・高岡の小説「優しい毒」「断崖」

 これまでの作者の歩んできた道が、良い作品となって結実している。(NK氏) 
 二作ともが、ミステリアスで筆致が速く、一気に読める。上手い作品。(SS氏)
 物語の構成、内容とも良く、物語の世界を堪能させてくれる。(SJ氏)
 スリリングで、どんどん読ませる力に喝采。(SJ氏)
 「優しい毒」は、二人の女性の心理が書き込まれれば、より深い作品になっただろう。(SS氏)
 「断崖」は、サスペンス風で読ませる。主人公の無念の感情や、心理がよく表現されている。(YK氏)
・「海全体」について
 海には、同一作者による複数の作品が掲載されている。受け手の側から見た感じでは、推敲が十分ではないというか、言うならば「書きっ放し」の作品の掲載だと受け取られかねない感がある。一考の余地があるのではないか。(HZ氏)
  全体に、頑張りが感じられ、読み応えがある。(NK氏、YM氏、HM氏、ST氏、SJ氏)

 詩を大切にすべき。(NK氏)
 評論の作者も文章が的確であり、これからが楽しみである。(NK氏) 
2014.06.17
以降
(海第二期第12号への評)
・2014.06.23関東文芸同人誌交流会掲示板に、次の小論についての評(感想)が述べられた。
 横尾「妄想と文学~『海』に寄せて」
・2014.06.27文学街HPに、横尾のエッセイ「妄想と文学~『海』に寄せて」が転載された。
2014.07.08文芸同志会通信に、有森の小説「白い翳」が紹介された。
・2014.09.08文学街同人雑誌評に、笹原の詩「挑戦」が紹介された。
・2014.09.21毎日新聞同人誌季評に、次の小説が紹介された。
有森「白い翳」、高岡「断崖」
・2014.09.29全作家文芸時評に、高岡の小説「断崖」が紹介された。
 ※同文芸時評に、有森の小説「ぼくのテレビ」(全作家)も紹介された。
・2015.01.30週間読書人文芸同人誌評に、有森の小説「白い翳」が森田雄蔵賞に選ばれたとの紹介があった。
・2015.03.03関東文芸同人誌交流会掲示板に、有森の小説「白い翳」が森田雄蔵賞に選ばれたとの紹介があった。
2014.01.11
以降
(海第11号)に寄せられた意見(抄)
・上水のエッセイ「チェスタトン」
 宗教についての日欧の違いの片鱗を伺わせ、面白い。(KY氏、NK氏)
・原のエッセイ「小学校英語教育の諸課題-教科化をめぐって-」
 同感です。現段階での教科化には、疑問です。(YM氏)
 同様の仕事をしているので、意見に賛同します。(TM氏)
・笹原の詩「追憶等」
 幻想性が短い言葉の中に凝縮され、インパクトがある。(KY氏)
 心惹かれた。(ST氏)
 もし、10行ぐらいにまで広げられるなら、世界がより深くなる気がする。(TM氏)
・有森の詩「ある野心等」
 心惹かれた。(ST氏)
 「明るい昼」は短編小説のようで、展開が面白い。(TM氏)
・鳥井の詩と画「話っ花」
 諧謔の楽しさがあり、絵を添えることで相乗効果がある。言葉遣いを今一つ丁寧にしたら、よりよいのでは。(SJ氏)
・牧草の翻訳
 今度は誰の作品だろうかとの楽しみあり。翻訳の表現もうまい。(SJ氏)
・原の評論「廣瀬淡窓とその世界」
 淡窓の思想の域にまで踏み込んだ内容の展開に、今後期待する。(IS氏)
・小山の評論「青木繁との旅(1)」
 今後の展開が楽しみ。唐津の風景や温もりが伝わる。(SJ氏、IS氏)
・有森の小説「渓流の眠りの中へ」「離陸」
 「離陸」には緊張感を感じた。(SS氏、SJ氏))
 「渓流…」はモチーフの整理をし、何を伝えたいのかを明瞭にした方がよい。(SS氏) 
 「渓流…」には一部に巧みな表現もある。(HY氏、SS氏) 
 「渓流…」では「幽体離脱」などを扱うと、嘘くさくなる。(NY氏、SJ氏)
 「渓流…」のタイトルはこれでいいのか。2人を殺すのはどうなのか?(SJ氏)
 「渓流…」は、もうすこし繋ぎを充実させる必要があろう。(IK氏)
・高岡の小説「船底」「メッセージ」
 当会の同人でもあり、興味を引かれる。南北で作品を磨き合いたい。(いずみ同人会)
 二作に圧倒された。特に「船底」の細部の表現は、的確で臨場感があり、人生に向き合う目線にブレのないところに打たれた。(YM氏、SJ氏、NK氏)
 書くことへの特別な決意と、想いを感じる。(IK氏)
・牧草の小説「ある男の軌跡」
 心情はよく理解できる。だが、Kが必要なのかどうか?(SS氏)
 哲学的暗喩とイメージに彩られた玄人向けの気の利いた作品である。(NK氏)
 よく書けている。ただ、前号の「百年のナグネ」の方がよかった。(YM氏)
 固有名詞を使わないといった手法が巧みで、文学的センスの良さを感じる。(IK氏)
・「海全体」について
 内容も多岐にわたり、意欲を感じる。(IS氏、HY氏、SJ氏、ST氏、NM氏、YM氏、MH氏)
 高質の作品がそろっていると感じた。(MH氏、SJ氏、NK氏)   
2014.01.11
以降
(海第二期第11号への評)
・2014.01.15文学街HPに、上水のエッセイ「チェスタトン」と、笹原の詩「追憶等」が転載された。
2014.02.11文芸同志会通信に、次の小説が紹介された。
 牧草「ある男の軌跡」、高岡「船底」、有森「渓流の眠りの中へ」
・2014.03.27凶区壁新聞掲示板に、次のエッセイと小説が紹介された。
上水「チェスタトン」、高岡「船底」、有森「渓流の眠りの中へ」、牧草「ある男の軌跡」

・文学街318号同人雑誌評に、次の評論が紹介された。
原「廣瀬淡窓とその世界」、小山「青木繁との旅」
・2014.04.08関東文芸同人誌交流会掲示板に、高岡の小説「船底」が紹介された。
2014.04.08群系掲示板に、海二期のことが記述された。
全作家第93号文芸時評に、次の小説が紹介された。
高岡「船底」、有森「離陸」、牧草「ある男の軌跡」

・2014.06.04関東文芸同人誌交流会掲示板に、牧草の小説「ある男の軌跡」が紹介された。
・文学街319・320号同人雑誌評に、次の小説が紹介された。
牧草「ある男の軌跡」、高岡「船底」
・2014.9.25文芸思潮(第57号)全国同人雑誌評に、次の小説が紹介された。
高岡「船底」、牧草「ある男の軌跡」
2014.01.11 ・海第11号(通巻第78号・26.01.01)を、01.11に発送しました。
2013.12.16 ・海第11号(通巻第78号)の原稿を、12.15に締め切りました。
・2014.1.1付け発行(予定)。発送は1月中旬の予定です。
2013.12.07 ・高岡の小説「凍裂」が、銀華文学賞特別賞に選ばれました。
・授賞式は、1月25日(土)東京都太田区民プラザで行われる予定です。
2013.11.24 (海第10号)に寄せられた意見(抄)
・海が一気に充実してきた感がある。真剣味が増してきた。(N氏、S氏)
・和田の「折り返し地点」、上水の「おりえんたる」は文章が美しい。(F氏、H氏)
・笹原の詩には、感動させられた。(H氏、T氏、S氏)
・有森の詩にも興味が持てた。(H氏、T氏、S氏)
・牧草の翻訳作品が楽しみである。(F氏、Y氏)
・有森の小説は、今一つ未完であるが書き込んでほしい。(H氏、N氏、S氏)
・牧草の小説は、タイトル等の工夫が欲しい。(H氏、S氏)
・高岡の小説は、素直に読める。(N氏、S氏)
・1つの誌に多数の作品を掲載するのは好ましくない。(H氏)
・小説作品の充実を感じる。今後に期待したい。(N氏)
・小説の改訂作品は、大胆なものでなくてはならない。(H氏、N氏)
2013.09.18
以降
(海第二期第10号への評)
・2013.09.18文学街HPに、次の作品が転載された。
牧草の掌編小説「別れ」、鳥井の詩と画「話っ花」
・2013.09.18群系掲示板に、海受領のことと、高岡の小説が掲載されているとの紹介がされた。
・2013.09.19凶区壁新聞掲示板に、海の内容が充実してきたようだというコメントと、次の小説が紹介された。
有森「幸福の詩」「海神」、高岡「一日だけの長い旅」、牧草「百年のナグネ」
・2013.10.22西日本詩時評に、笹原の詩「かさぶた」「涼風」が紹介された。
・2013.10.30西日本文学展望に、和田のエッセイ「折り返し地点」、有森の小説「幸福の詩」「海神」と「菩提樹の花の下で」(全作家)が紹介された。

・2013.10.30文芸同志会通信に、有森の小説「海神」「幸福の詩」が紹介された。
・2013.12.21毎日新聞同人誌季評に、高岡の小説「一日だけの長い旅」が紹介された。
・全作家第92号文芸時評に、次の小説が紹介された。
有森「海神」と「水売り」(文学街文庫8掲載作品)、高岡「一日だけの長い旅」
・三田文学第116号に、有森の小説「海神」が紹介された。
・文学街316号同人雑誌評に、牧草の小説「百年のナグネ」が紹介された。

2013.09.17 ・海第11号(通巻第78号)の原稿締め切りは、25.12.15(必着)です。
・熱い、意欲ある作品を、期待しています。
2013.09.13 ・海第10号(通巻第77号・25.09.15)を、09.13に発送しました。
2013.06.25 ・海第10号(通巻第77号)の原稿締め切りは、25.8.25(必着)です。
・熱い、意欲ある作品を、期待しています。
2013.04.30
以降
(海第二期第9号への評)
・2013.04.24文学街HPに、上水のエッセイ「寒鐘」が転載された。
・2013.04.30西日本文学展望に、有森の「文芸漫遊記(二)」が紹介された。
・2013.05.16文芸同志会通信に、牧草の詩「そのときソクラテスは?」が紹介された。

・2013.05.23西日本詩時評に、有森の詩「テンゴク」が紹介された。
・2013.07.01文学街第309号に、高岡の小説「視線」、「タクシー」が紹介された。
・2013.07.06全作家第90号文芸時評に、有森の小説「吹き上げる雨」が紹介された。
・2013.7.12文学街第310号に次の小説が紹介された。有森「吹き上げる雨」高岡「視線」
・2014.06.04関東文芸同人誌交流会掲示板に、上水のエッセイ「寒鐘」」、高岡の小説「視線」、牧草の小説「木枯らしの吹く街」が紹介された。

2013.04.11以降 (海第9号)に寄せられた意見(抄)
・和田の「望郷」に、改めて戦中、戦後のことを考えさせられた。(F氏)
・笹原の「夢幻」、月岡の「卑彌呼さん」、有森の「星降る」「テンゴク」「流れる」を楽しんだ。(S氏、M氏)
・有森の「吹き上げる雨」はよく書けているが、尼の問題が課題である。(H氏、M氏、N氏、S氏、A氏ほか)
・松本の「自由律俳句」に興味(是非ではないが)を覚えた。(A氏)
・有森の「文芸漫遊記(二)」が興味深かった。(A氏、N氏、S氏)
・高岡の「タクシー」「視線」に作者の誠実な人柄を感じた。(N氏)
2013.04.11 ・海第9号(通巻第76号)を25.04.01に発行し、04.11に発送した。
2013.01.26 ・有森の小説「雨の糸」が、銀華文学賞佳作に選ばれました。
2013.01.15 ・高岡の長編小説「月光の影」が、北海道文学賞佳作に選ばれました。
・同作品(280枚)は、「月刊クォリティ」に約10回にわたり連載したもの。
・高岡のエッセイ「月光のウサギ」が、文芸思潮エッセイ賞佳作に選ばれました。
2012.11.19
以降
(海第二期第8号への評)
・2012.10.23文学街HPに、次の作品が転載された。
和田のエッセイ「長い三十メートル」、有森の小説「鼠の告発」
・2012.11.19西日本新聞夕刊の潮風で、和田のエッセイ「長い30メートル」、有森の「文芸漫遊記(1)」が紹介された。

・2012.11.27西日本詩時評に、月岡の詩「盈」が紹介された。
・2012.11.28西日本文学展望に、有森の小説「鼠の告発」、牧草の翻訳「大きな岩の顔(その一)」が紹介された。
・2012.11.30文芸同志会通信に、牧草の小説「フェリーツェの愛」、有森の小説「鼠の告発」、同「文芸漫遊記」、月岡の詩「盈」、笹原の詩「慟哭」「夢路」「旅愁」が紹介された。
・2013.01.01文学街第303号に、笹原の詩「夢路」「旅愁」、有森の小説「鼠の告発」、同「文芸漫遊記」が紹介された。
・2012.12.24全作家第88号文芸時評に、有森の小説「鼠の告発」が紹介された。
・2012.12.24毎日新聞ことばの森からに、和田のエッセイ「長い30メートル」、有森の小説「鼠の告発」が紹介された。
・文芸思潮第51号に、有森の小説「鼠の告発」、牧草の小説「フェリーツェの愛」、有森の「文芸漫遊記」が紹介された。
・季刊遠近第51号「サンゾー書評」に、次の小説が紹介された。
有森「遺言」、「鼠の告発」、牧草「フェリーツェの愛」
・2014.06.04関東文芸同人誌交流会掲示板に、牧草の小説「フェリーツェの愛」が紹介された。
2012.10.18以降 (海第8号)に寄せられた意見(抄)
・牧草の海へのことばは、味わいがある。(U氏)
・月岡の詩「盈」の人間に向けられる目には、感銘を受けた。(U氏、M氏)
・有森の詩は、わかり難い。(U氏、K氏)
・有森の詩に、感ずるところがある。(M氏、H氏、T氏)
・和田のエッセイは、読ませる。(Y氏、T氏)
・有森の漫遊記は面白い。(N氏、M氏、H氏)
・有森の掌編小説「遺言」は、最後が決まっていない。(M氏、S氏)
・有森の小説「鼠の告発」は、書き手が入り込まない方がよい。(M氏、S氏)
・有森の小説「鼠の告発」はなかなか読ませる。(Y氏、H氏、N氏、M氏、S氏、A氏)
・有森の小説「鼠の告発」は、最後に緊迫感を失った。(S氏、Y氏)
・牧草の作品に注目している。(Y氏)
・全体にまとまりと、迫力を感じる。(N氏、M氏、H氏、Y氏)
2012.11.11
・有森の小説「地鳴り」が週刊読書人第2963号で紹介された。
2012.10.29 ・2012.10.15発行の文学館倶楽部(福岡市文学館)に、牧草の作品や作品の背景になる事柄などが紹介された。(胡壺・樋脇さん筆)
2012.10.18 ・海第8号(通巻第75号)を24.10.20に発行し、10.18に発送しました。
・同上作品を、これまでのように本HPで公開しました。
2012.10.07 ・有森の掌編小説「自転車」が、文学街小・掌編作品集[6]読者賞に選ばれました。
2012.08.06 ・第8号の原稿締め切り等について、最終の連絡をしました。
2012.07.01 ・有森の小説「地鳴り」が第7回全作家文学賞佳作に選ばれました。
・表彰式などは、7月29日に行われる。
2012.06.13 ・海第8号(通巻第75号)の原稿締め切りは、24.9.20(必着)です。
・熱い、意欲ある作品を、期待しています。
2012.06.04 ・季刊文科第56号の「同人雑誌の現場から」の項に、「海の遠浅に並び立つ」という記事を提出、掲載された。(有森筆)
2012.04.16
以降
(海第二期第7号への評)
・2012.04.25群系掲示板に、次の作品が紹介された。
牧草の評論「過失犯に関する一考察・その(二)」、有森の小説「赤い陽」
・2012.04.27関東掲示板に、次の作品が紹介された。
海の表紙、上水のエッセイ「辻切り」、笹原の詩「かた恋」、月岡の詩「憂」
・2012.05.04西日本文学展望に、牧草の小説「お姉ちゃん子」が紹介された。
・2012.05.09文芸同志会通信に、笹原の詩「そよ風」が紹介された。
・2012.05.14文芸同志会通信に、有森の小説「赤い陽」が紹介された。
・2012.07.01文学街第297号に、有森の小説「赤い陽」が紹介された。
・2012.06.18毎日新聞ことばの森からに、牧草の小説「お姉ちゃん子」、和田の「桜島の少年」が紹介された。
・2012.06.29全作家第86号文芸時評に、次の小説が紹介された。
有森の「赤い陽」、牧草の「お姉ちゃん子」
・季刊遠近第48号に、次の小説が紹介された。
有森「赤い陽」、牧草「お姉ちゃん子」、和田「桜島の少年」
2012.04.16以降 (海第7号)に寄せられた意見(抄)
・笹草の海へのことばは、味わいがある。(S氏)
・上水の巻頭エッセイ「辻切り」は、面白い切り口であった。(T氏、Y氏)
・月岡、笹原の詩に惹かれた。(T氏、Y氏)
・有森の詩に惹かれた。(T氏)
・牧草の評論、詩、翻訳、小説にわたる旺盛な執筆活動に感動した。(Y氏)
・牧草の小説「お姉ちゃん子」は、少年期の繊細な感性を描き、好感がもてた。(I氏、N氏、Y氏、T氏)
・有森の小説「赤い陽」は、実験小説ともいうべき。労作であるが、未完成の感あり。考えようによっては、読者を愚弄しているとの感もあり。(I氏、N氏、Y氏、M氏)
・有森の小説「赤い陽」は、タイトルがよくない。(H氏)
・有森の小説「赤い陽」は、現時代を超えた面白さもある。(T氏、S氏)
・総合誌のように幅広い、海の自由さを感じた。(Y氏)
2012.04.16 ・海第7号(通巻第74号)を24.04.16に発行し、同日発送しました。
2012.03.04 ・文芸評論家・Y氏を囲んで、懇談会が行われた。(全出席者10人)
2012.03.04 ・詩人会議(2012年4月号)に、有森の詩集「カオス(混沌)」が紹介された。
2012.01.28 ・元同人織坂氏が、一行詩一行句集「詩句折々」を刊行しました。(発行は花書院:発行日2011.12.23)
2012.01.01 ・新年あけましておめでとうございます。
・復興の足音は聞こえますが、その実にはほど遠いものを感じます。
・2012年が、平安な年であることを心から願います。
・海第二期は、4年目に入りました。これまでにいただきました、御指導、御助言等まことにありがとうございました。
・本年も、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
2011.12.04
以降
・文芸同志会通信に、有森の詩集「カオス(混沌)」の中から、「埃」が紹介された。
・2011.12.23西日本新聞「西日本詩時評」に、有森の詩集「カオス(混沌)」の中から、「川」が紹介された。
2011.11.19 ・有森が、詩集「カオス(混沌)」を刊行しました。(発行は花書院:発行日2011.11.1)
2011.11.12
以降
(海第二期第6号への評)
・2011.11.12文芸同志会通信に、次の小説が紹介された。
有森「虚空疾走」、牧草「イカロスを愛した女」
・2011.11.30西日本新聞「西日本文学展望」に、有森の小説「虚空疾走」が紹介された。
・2011.12.01関東文芸同人誌交流会掲示板に、有森の小説「虚空疾走」が紹介された。
・2011.12.06関東文芸同人誌交流会掲示板に、牧草の小説「イカロスを愛した女」が紹介された。
・2011.12.19毎日新聞「ことばの森から」に、有森の小説「虚空疾走」が紹介された。
・2011.12.30全作家第84号文芸時評に、有森の小説「虚空疾走」が紹介された。
・2011.12.29関東文芸同人誌交流会掲示板に、有森の小説「虚空疾走」が再度紹介された。
・2012.01.10三田文学第108号に、有森の小説「虚空疾走」が紹介された。
・2012.01.22関東文芸同人誌交流会掲示板に、牧草の評論「過失犯罪に関する一考察」が紹介された。
・文学街第293号に、笹原の詩「微睡」が紹介された。
・季刊遠近第46号に、次の小説が紹介された。
有森「虚空疾走」、牧草「イカロスを愛した女」、和田「云彩」
2011.10.19
以降
(海第6号)に寄せられた意見(抄)
・牧草の評論「過失犯に関する一考察」は、とても興味深く、現代の難問に切り込んでくれたとの意見(Y氏、M氏)があった。
・小説「虚空疾走」(有森)は、巧みだという意見(N氏、I氏、Y氏、H氏)、話が唐突で暗いという意見(M氏、O氏、S氏)があった。
・小説「イカロスを愛した女」(牧草)は、文章の流れが良く読ませるという意見(M氏、Y氏、S氏)があった。
・詩「蜃気楼ほか」(笹原)は、命の呼気が見えるという意見(I氏、Y氏)があった。
・詩「恆」(月岡)には深く感動させられる、記憶と現在をつなぐ手法の物語詩であろうという意見(Y氏、H氏、M氏)があった。
・詩「海へのことば」、「満ち潮引き潮」(有森)もよかったとの意見(Y氏、S氏、M氏)があった。
2011.11.08 ・海第7号(通巻第74号)の原稿締め切りは、24.3.20(必着)です。
・熱い、意欲ある作品を、期待しています。
2011.10.19 ・海第6号(通巻第73号)を23.10.15に発行し、10.19に発送した。
2011.10.05 ・有森の「全作家第82号」掲載作品「藪の中」が、「全作家第83号」で紹介された。
2011.09.21 ・有森の詩「流す」が、第26回国民文化祭・京都2011「現代詩フェスティバル」において、京都府知事賞を受けることになりました。
・表彰式などは、10月30日に行われます。
2011.09.18 ・笹原の詩「さくら」が、NHKの「ハート展」に入選し、NHK教育テレビの「福祉ネットワーク」という番組で放送され、全国から多くの感動の声が寄せられました。
・作者は、間接リウマチのため、中学生の頃からほぼ寝たきりの生活を送っている。車椅子の生活が出来るようになりたいと、去年からリハビリに取り組んでいる。「さくら」は、そのリハビリに向かう車中で生まれました。
・放送に当たりフルーティストの山形由美さんが曲を寄せ、作者の念願である鳥取への旅道中も紹介されます。
・放送は7月20日(再放送は7月27日)に済んだが、NHKではビデオの貸し出しを行っています。(問い合わせは、NHK厚生文化事業団福祉ビデオライブラリーへ)
2011.05.10
以降
(海第二期第5号への評)
・2011.05.10文芸同志会通信に、牧草の翻訳「種の起源」、有森の小説「漂砂」が紹介された。
・2011.05.30西日本新聞「西日本詩時評」に、次の詩が紹介された。
月岡「海へのことば」、笹原「月降る夜」

・2011.06.02西日本新聞「西日本文学展望」に、牧草の小説「玉枝の生活」が紹介された。
・全作家第82号文芸時評に、次の小説が紹介された。
有森「漂砂」、牧草「玉枝の生活」
・文学街第287号に、有森の小説「漂砂」が紹介された。
・2012.01.04関東文芸同人誌交流会掲示板に、次の小説が紹介された。
有森「漂砂」、牧草「玉枝の生活」
・2012.07.10季刊遠近第47号に、次の作品が紹介された。
牧草の翻訳「種の起源」、有森の小説「漂砂」、牧草の小説「玉枝の生活」
2011.03.30以降 (海第5号)に寄せられた意見(抄)
・有森の詩「栗の木を伐る」は、良い出来である。(D氏)
・有森の「漂砂」には、筆力を感じた。細部の推敲を行うと、より良くなる。(H氏、M氏、D氏)
2011.04.17 ・海第6号(通巻第73号)の原稿締め切りは、23.9.20(必着)です。
・熱い、意欲ある作品を、期待しています。
2011.03.30 ・第二期第5号(通巻第72号)を発行しました。
2011.03.27 ・有森の詩「栗の木を伐る」が、伊東静雄賞佳作に選ばれました。
2011.01.23 ・有森の小説「風の街」が、銀華文学賞奨励賞を受けた。
2011.01.01 ・新年あけましておめでとうございます。
・海第二期は、3年目に入りました。これまでにいただきました、御指導、御助言等まことにありがとうございました。
・本年も、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
2010.12.04 ・海第5号(通巻第72号)の原稿締め切りは、23.3.20(必着)です。
・熱い、意欲ある作品を、期待しています。
2010.11.02以降 (海第二期第4号への評)
・2010.11.02西日本新聞「西日本文学展望」に、牧草の「青春の断章」、有森の「幻日」が紹介された。

・2010.11.24西日本新聞「西日本詩時評」に、北里の「路地の角」が紹介された。
・2010.12.04文芸同志会通信に、有森の詩「揚羽蝶」が紹介された。
・文学街第281号に、次の小説が紹介された。
牧草「青春の断章」、有森「風の呼ぶ声」

・全作家第81号文芸時評に、有森の小説「幻日」が紹介された。
・文学街第283号に、牧草の小説「青春の断章」が紹介された。
また、北里、有森の詩についてコメントがあった。
2010.10.15
以降
(海第4号)に寄せられた意見(抄)
・小説に頑張りが見られる。(Y、M、H氏)
・詩(月岡、北里)の作品がよい。(Y、M氏)
・翻訳(牧草)の取り組みがよい。(M氏)
・牧草の小説「青春の断章」は力作である。(Y氏)
・有森の小説「幻日」には、筆力がある。(H氏、M氏、Y氏)
2010.10.30 ・有森の詩集「零地点」が、自費出版文化賞に入選した。
2010.10.15 ・第二期第4号(通巻第71号)を発行した。
2010.05.31以降 (海第二期第3号への評)
・2010.05.31西日本新聞「西日本詩時評」に、織坂の「現代現場考」が紹介された。
・2010.06.01西日本新聞「西日本文学展望」に、通巻70号記念特集(月岡、笹原)のこと、牧草の翻訳のことが紹介された。
・全作家第79号文芸時評に、次の小説が紹介された。
有森「風の呼ぶ声」、北里「水位」
・三田文学第103号に、有森の小説「風の呼ぶ声」が紹介された。
・文学街第281号に、有森の小説「風の呼ぶ声」が紹介された。
2010.04.20
以降
(海第3号)に寄せられた意見(抄)
・通巻70号資料は、よかった。(Y、T、N氏ほか)
小説のジャンルが、手薄ではないか。(M氏ほか)
・独自の方向を持ち、それなりの頑張りが伺える。(M氏ほか)
・成長が伺える。(N氏)
・有森の小説「風の呼ぶ声」はかなりの出来だが、いま少し抽象に流れ過ぎ。(K、Y、H、M氏)

・ひとりよがりな面がある。(有森ほか)
2010.04.23 ・海第4号(通巻第71号)の原稿締め切りは、22.9.18(必着)です。
・熱い、意欲ある作品を、期待しています。
2010.04.20 ・第二期第3号(通巻第70号)を発行した。
2010.04.08 ・笹原が、詩集「翳をくぐる」(第三詩集)を刊行した。(発行は求龍堂)
2010.03.13 ・海第3号(通巻第70号)の原稿締め切りは、3.20(必着)です。
・熱い、意欲ある作品を、期待しています。
2010.03.01
以降
・2010.03.01西日本新聞「西日本詩時評」に、有森の詩集「零地点」の中から、「海の座標」が紹介された。
・2010.03.13文芸同志会通信に、有森の詩集「零地点」の中から、「名人」が紹介された。
・2010.03.26朝日新聞の文芸リポート・俳句で、有森の句集「天女降臨」から6句が紹介された。
2010.01.20 ・有森が、詩集「零地点」、自由律句集「天女降臨」を刊行した。(発行は花書院)
2009.11.19
以降
(海第二期第2号への評)
・2009.11.19文芸同志会通信に、北里の詩「舞う」が紹介された。
・2009.11.27西日本新聞「西日本文学展望」に、次の小説が紹介された。
有森「月蝕」、由比「帰還」、牧草「参考人浜野シズエの供述書」
・2009.12.28西日本新聞「西日本詩時評」に、次の詩が紹介された。
織坂「鬱」、有森「クリスマス」
・2009.12.31文芸同志会通信に、次の作品が紹介された。
談義:織坂「現代比較助詞考」、小説:由比「帰還」、牧草「参考人浜野シズエの供述書」、有森「月蝕」
2009.10.15 第二期第2号(通巻第69号)を発行した。
2009.10.01 ・北里(井美和子)が、エッセイを主とした作品集「風のおとしもの」を刊行した。
(発行は花書院)
2009.08.23
以降
(海第二期創刊号への評)
・2009.07.04文芸同志会通信に、有森の詩「十万回の生死」が紹介された。
・2009.07.18文芸同志会通信に、次の小説が紹介された。
有森「螺旋階段」、北里「うたかた」、牧草「氷海の航跡」、由比「桜」
・2009.07.31西日本新聞「西日本文学展望」に、牧草の小説「氷海の航跡」、由比「桜」、有森「螺旋階段」、織坂の談義「現代教育考」、詩「キンタマの詩」が紹介された。

・2009.9.11週間読書人に、織坂の「現代教育考」、由比の「桜」、牧草の「氷海の航跡」が紹介された。
・全作家75号(2009年)作品の評で、北里「うたかた」、有森「螺旋階段」が紹介された。
2009.08.23 ・海第二期のホームページを作成、公開しました。


                                                                            
 
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